平面上に2点 A, B があり、$AB=8$ である。直線 AB 上にない点 P をとり、$\triangle ABP$ を作る。$\triangle ABP$ の外接円の半径を $R$ とする。点 P をいろいろな位置にとるとき、外接円の半径 $R$ が最小となる $\triangle ABP$ はどのような三角形か。また、そのときの $R$ の値を求めよ。

幾何学幾何外接円正弦定理直角三角形半径最大最小
2025/6/19

1. 問題の内容

平面上に2点 A, B があり、AB=8AB=8 である。直線 AB 上にない点 P をとり、ABP\triangle ABP を作る。ABP\triangle ABP の外接円の半径を RR とする。点 P をいろいろな位置にとるとき、外接円の半径 RR が最小となる ABP\triangle ABP はどのような三角形か。また、そのときの RR の値を求めよ。

2. 解き方の手順

正弦定理より、2R=ABsinAPB2R = \frac{AB}{\sin{\angle APB}} が成り立つ。ABAB の長さは固定されているので、RR が最小となるのは、sinAPB\sin{\angle APB} が最大となるときである。sinAPB\sin{\angle APB} が最大となるのは、sinAPB=1\sin{\angle APB} = 1 となるとき、つまり APB=90\angle APB = 90^{\circ} のときである。このとき、ABP\triangle ABPAPB\angle APB を直角とする直角三角形となる。
APB=90\angle APB = 90^{\circ} のとき、ABP\triangle ABP の外接円の中心は斜辺 AB の中点となり、外接円の半径 RRR=AB2R = \frac{AB}{2} で与えられる。
AB=8AB = 8 より、R=82=4R = \frac{8}{2} = 4 となる。

3. 最終的な答え

外接円の半径 RR が最小となる ABP\triangle ABP は直角三角形であり、そのときの RR の値は R=4R=4 である。

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