1から100までの自然数について、以下の数の和を求める問題です。 (1) 3の倍数 (2) 4の倍数 (3) 12の倍数 (4) 7で割ると3余る数 (5) 3または4の倍数 (6) 3で割り切れない数

算数等差数列倍数自然数
2025/6/24

1. 問題の内容

1から100までの自然数について、以下の数の和を求める問題です。
(1) 3の倍数
(2) 4の倍数
(3) 12の倍数
(4) 7で割ると3余る数
(5) 3または4の倍数
(6) 3で割り切れない数

2. 解き方の手順

(1) 3の倍数の和
1から100までの3の倍数は、3, 6, 9, ..., 99の33個です。
等差数列の和の公式を用いて、
S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2}
ここで、n=33n=33, a1=3a_1=3, an=99a_n=99なので、
S=33(3+99)2=33×1022=33×51=1683S = \frac{33(3 + 99)}{2} = \frac{33 \times 102}{2} = 33 \times 51 = 1683
(2) 4の倍数の和
1から100までの4の倍数は、4, 8, 12, ..., 100の25個です。
等差数列の和の公式を用いて、
S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2}
ここで、n=25n=25, a1=4a_1=4, an=100a_n=100なので、
S=25(4+100)2=25×1042=25×52=1300S = \frac{25(4 + 100)}{2} = \frac{25 \times 104}{2} = 25 \times 52 = 1300
(3) 12の倍数の和
1から100までの12の倍数は、12, 24, 36, ..., 96の8個です。
等差数列の和の公式を用いて、
S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2}
ここで、n=8n=8, a1=12a_1=12, an=96a_n=96なので、
S=8(12+96)2=8×1082=4×108=432S = \frac{8(12 + 96)}{2} = \frac{8 \times 108}{2} = 4 \times 108 = 432
(4) 7で割ると3余る数の和
1から100までの7で割ると3余る数は、3, 10, 17, ..., 94です。
これは7n+37n + 3の形で表され、7n+31007n + 3 \le 100を満たす最大のnnn=13n = 13であるため、14個の数があります (n=0,1,...,13n=0, 1, ..., 13)。
等差数列の和の公式を用いて、
S=n(a1+an)2S = \frac{n(a_1 + a_n)}{2}
ここで、n=14n=14, a1=3a_1=3, an=94a_n=94なので、
S=14(3+94)2=14×972=7×97=679S = \frac{14(3 + 94)}{2} = \frac{14 \times 97}{2} = 7 \times 97 = 679
(5) 3または4の倍数の和
3の倍数の和と4の倍数の和を足し、3と4の公倍数である12の倍数の和を引きます。
S=(3の倍数の和)+(4の倍数の和)(12の倍数の和)=1683+1300432=2983432=2551S = (3の倍数の和) + (4の倍数の和) - (12の倍数の和) = 1683 + 1300 - 432 = 2983 - 432 = 2551
(6) 3で割り切れない数の和
1から100までの自然数の和から3の倍数の和を引きます。
1から100までの自然数の和は、
S1100=100(1+100)2=100×1012=50×101=5050S_{1-100} = \frac{100(1 + 100)}{2} = \frac{100 \times 101}{2} = 50 \times 101 = 5050
したがって、3で割り切れない数の和は、
S=S1100(3の倍数の和)=50501683=3367S = S_{1-100} - (3の倍数の和) = 5050 - 1683 = 3367

3. 最終的な答え

(1) 3の倍数の和: 1683
(2) 4の倍数の和: 1300
(3) 12の倍数の和: 432
(4) 7で割ると3余る数の和: 679
(5) 3または4の倍数の和: 2551
(6) 3で割り切れない数の和: 3367

「算数」の関連問題

全体の68%が4000人のとき、全体の人数を求める問題です。

割合百分率方程式四捨五入
2025/6/24

与えられた式 $2\sqrt{6} \times \sqrt{2} \div (-\sqrt{8})$ を計算します。

平方根計算
2025/6/24

画像に写っている割り算の問題6問を解く問題です。 ① $23 \div 8$ ② $34 \div 7$ ③ $26 \div 9$ ④ $20 \div 6$ ⑤ $43 \div 9$ ⑥ $53...

割り算余り
2025/6/24

この問題は、複数の割り算の問題を解くことです。具体的には、1から20までの番号が振られた割り算の問題が与えられており、それぞれの計算結果を求める必要があります。

割り算計算
2025/6/24

与えられた問題は、割合を表す分数を求める問題です。テープの長さの比較、ペンキの使用量、その他の量の比較など、様々な状況における割合を計算する必要があります。特に、ある量が別の量の何倍にあたるかを求める...

分数割合
2025/6/24

3x3のマスに数字が入っています。アからオのマスに入る数字を求め、縦、横、斜め、どの列の合計も等しくなるようにします。

魔方陣パズル数の合計
2025/6/24

問題は、$a$と$b$がともに自然数であるとき、次のア~エの計算結果がいつでも自然数になるものをすべて選ぶ問題です。 ア $(a+b) \times 4$ イ $a+b+5$ ウ $(a-b) \di...

四則演算自然数整数
2025/6/24

画像に写っている複数の計算問題を解く必要があります。今回は、画像の一番下の行にある分数の計算問題 $1 - \frac{1}{2} + \frac{1}{4} - \frac{1}{3}$ を解きます...

分数四則演算通分
2025/6/24

高校の食堂に5種類の食べ物と4種類の飲み物があります。この中から食べ物と飲み物をそれぞれ1種類ずつ選ぶとき、選び方は何通りあるかを求める問題です。

組み合わせ場合の数積の法則
2025/6/24

ある地点の月曜日から金曜日までの最低気温を、ある気温を基準にして、それより高い場合を正の数、低い場合を負の数で表したものが表に示されています。月曜日の最低気温が7.1℃のとき、 (1) 基準とした気温...

平均温度計算加減算
2025/6/24