問題は以下の2つの部分から構成されています。 (1) $\sqrt{14}$ の整数部分を $a$、小数部分を $b$ とするとき、$a$ と $b$ の値を求める。 (2) $\frac{1}{b}$ の整数部分を $c$、小数部分を $d$ とするとき、$c$ と $d$ の値を求める。

算数平方根有理化数の大小
2025/6/26

1. 問題の内容

問題は以下の2つの部分から構成されています。
(1) 14\sqrt{14} の整数部分を aa、小数部分を bb とするとき、aabb の値を求める。
(2) 1b\frac{1}{b} の整数部分を cc、小数部分を dd とするとき、ccdd の値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 14\sqrt{14} の整数部分 aa と小数部分 bb を求める。
まず、14\sqrt{14} がどの整数の間にあるかを考えます。
32=93^2 = 9 であり、42=164^2 = 16 であるため、3<14<43 < \sqrt{14} < 4 となります。
したがって、14\sqrt{14} の整数部分は a=3a = 3 です。
小数部分 bb は、14\sqrt{14} から整数部分 aa を引いたものなので、b=143b = \sqrt{14} - 3 となります。
(2) 1b\frac{1}{b} の整数部分 cc と小数部分 dd を求める。
まず、1b=1143\frac{1}{b} = \frac{1}{\sqrt{14} - 3} を計算します。
分母を有理化するために、分母と分子に 14+3\sqrt{14} + 3 を掛けます。
1143=14+3(143)(14+3)=14+3149=14+35 \frac{1}{\sqrt{14} - 3} = \frac{\sqrt{14} + 3}{(\sqrt{14} - 3)(\sqrt{14} + 3)} = \frac{\sqrt{14} + 3}{14 - 9} = \frac{\sqrt{14} + 3}{5}
14\sqrt{14} は約3.7なので、14+353.7+35=6.75=1.34\frac{\sqrt{14} + 3}{5} \approx \frac{3.7 + 3}{5} = \frac{6.7}{5} = 1.34 です。
厳密に計算するために、3<14<43 < \sqrt{14} < 4 より、3+3<14+3<4+33 + 3 < \sqrt{14} + 3 < 4 + 3 なので、6<14+3<76 < \sqrt{14} + 3 < 7
よって、65<14+35<75\frac{6}{5} < \frac{\sqrt{14} + 3}{5} < \frac{7}{5}。つまり、1.2<14+35<1.41.2 < \frac{\sqrt{14} + 3}{5} < 1.4 となります。
したがって、1b=14+35\frac{1}{b} = \frac{\sqrt{14} + 3}{5} の整数部分は c=1c = 1 です。
小数部分 dd は、14+35\frac{\sqrt{14} + 3}{5} から整数部分 cc を引いたものなので、d=14+351=14+355=1425d = \frac{\sqrt{14} + 3}{5} - 1 = \frac{\sqrt{14} + 3 - 5}{5} = \frac{\sqrt{14} - 2}{5} となります。

3. 最終的な答え

(1) a=3a = 3, b=143b = \sqrt{14} - 3
(2) c=1c = 1, d=1425d = \frac{\sqrt{14} - 2}{5}