部分分数分解を用いて積分を計算します。まず、被積分関数を次のように分解します。
x2(x+1)3x+2=xA+x2B+x+1C 両辺に x2(x+1) を掛けると、 3x+2=Ax(x+1)+B(x+1)+Cx2 3x+2=Ax2+Ax+Bx+B+Cx2 3x+2=(A+C)x2+(A+B)x+B 係数を比較して、次の連立方程式を得ます。
B=2 を A+B=3 に代入すると、A+2=3 より A=1 が得られます。 A=1 を A+C=0 に代入すると、1+C=0 より C=−1 が得られます。 したがって、x2(x+1)3x+2=x1+x22−x+11 となります。 積分を計算します。
∫x2(x+1)3x+2dx=∫(x1+x22−x+11)dx =∫x1dx+2∫x21dx−∫x+11dx =ln∣x∣+2(−x1)−ln∣x+1∣+C =ln∣x∣−x2−ln∣x+1∣+C =lnx+1x−x2+C