与えられた行列を A=(4−2−21) とします。 det(A)=4(1)−(−2)(−2)=4−4=0 行列式が0であるため、この変換は正則ではありません。つまり、逆行列が存在しません。
したがって、像が (0,0) であるような点は無数に存在し、f による逆像を考える際には注意が必要です。 (1) 点 (0,0) の逆像を求める。 A(xy)=(00) を解けばよい。 (4−2−21)(xy)=(00) これは連立方程式
4x−2y=0 −2x+y=0 を解くことと同じです。どちらの式も y=2x を意味します。したがって、(0,0) の逆像は直線 y=2x 上のすべての点です。 (2) 点 (1,3) の逆像を求める。 A(xy)=(13) を解けばよい。 (4−2−21)(xy)=(13) これは連立方程式
4x−2y=1 −2x+y=3 を解くことと同じです。
2番目の式から、y=2x+3 を得ます。これを最初の式に代入すると、 4x−2(2x+3)=1 4x−4x−6=1 これは矛盾しているので、点 (1,3) の逆像は存在しません。 (3) 直線 2x−y−5=0 の逆像を求める。 変換後の点を (XY) とすると、(XY)=(4−2−21)(xy) である。 よって、X=4x−2y、Y=−2x+y このとき、y=2x+Y であり、X=4x−2(2x+Y)=4x−4x−2Y=−2Y となるので、Y=−X/2。 2x−y−5=0 に y=2x+Y を代入すると、2x−(2x+Y)−5=0。 つまり、変換後の点は常に Y=−5 を満たすので、x 軸に平行な直線になります。 Y=−2x+y=−5 より、y=2x−5。 X=4x−2y=4x−2(2x−5)=10 つまり、X=10 より、x 軸に垂直な直線となる。 (4) 直線 x+2y−3=0 の逆像を求める。 X=4x−2y、Y=−2x+y x=−Y/2+y/2 X=4x−2y に代入すると、X=4(−Y/2+y/2)−2y=−2Y+2y−2y=−2Y。 x=X/4+Y/2 より、X/4+Y/2+2y−3=0。 x=X/4+Y/2, y=Y+2x を、x+2y−3=0 に代入すると、 X/4+Y/2+2(Y+2x)−3=0 X/4+Y/2+2Y+4x−3=0 X+2Y+8Y+16x−12=0 X+10Y+16x−12=0