マッチ棒を使って正方形を並べていく。1番目の図形はマッチ棒を4本使い、正方形の一辺に1本の棒が使われている。50番目の図形を作るのに必要なマッチ棒の本数を求める。

代数学数列二次関数漸化式パターン認識
2025/6/30

1. 問題の内容

マッチ棒を使って正方形を並べていく。1番目の図形はマッチ棒を4本使い、正方形の一辺に1本の棒が使われている。50番目の図形を作るのに必要なマッチ棒の本数を求める。

2. 解き方の手順

まず、図形の番号とマッチ棒の本数の関係性を探す。
1番目の図形:4本
2番目の図形:12本
3番目の図形:24本
4番目の図形:40本
それぞれの図形のマッチ棒の本数を ana_n とする。
各項の差を計算する。
a2a1=124=8a_2 - a_1 = 12 - 4 = 8
a3a2=2412=12a_3 - a_2 = 24 - 12 = 12
a4a3=4024=16a_4 - a_3 = 40 - 24 = 16
差が等差数列になっているため、ana_nnn の2次式で表されると予想できる。
an=An2+Bn+Ca_n = An^2 + Bn + C とおく。
a1=A+B+C=4a_1 = A + B + C = 4
a2=4A+2B+C=12a_2 = 4A + 2B + C = 12
a3=9A+3B+C=24a_3 = 9A + 3B + C = 24
2つ目の式から1つ目の式を引くと
3A+B=83A + B = 8
3つ目の式から2つ目の式を引くと
5A+B=125A + B = 12
2つの式を引き算すると
2A=42A = 4
A=2A = 2
3(2)+B=83(2) + B = 8
6+B=86 + B = 8
B=2B = 2
2+2+C=42 + 2 + C = 4
4+C=44 + C = 4
C=0C = 0
したがって、an=2n2+2n=2n(n+1)a_n = 2n^2 + 2n = 2n(n+1)
50番目の図形のマッチ棒の本数は、
a50=2(50)(50+1)=2(50)(51)=100(51)=5100a_{50} = 2(50)(50+1) = 2(50)(51) = 100(51) = 5100
別の解き方として、
n番目の図形は、縦にn+1本のマッチ棒がn本並び、横にn+1本のマッチ棒がn本並んでいると考えると、
マッチ棒の本数は、2n(n+1)2n(n+1) となる。
50番目の図形のマッチ棒の本数は、250(50+1)=25051=51002 * 50 * (50+1) = 2 * 50 * 51 = 5100本となる。

3. 最終的な答え

5100

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