問題は、以下の3つの独立した問題から構成されています。 問題1:整数に関する問題 (1) 2進数 $110111_{(2)}$ を10進数に変換する。 (2) 循環小数 $0.\dot{3}\dot{9}$ を分数で表す。 (3) $n$ が5の倍数でない整数のとき、$n^2$ を5で割った余りを求める。 問題2:不等式に関する問題 不等式 $7(x-2) \le 3(2x+a)$ について、 (1) $a=1$ のとき、$x$ の範囲を求める。 (2) $a=12$ のとき、不等式を満たす2桁の自然数 $x$ の個数を求める。 問題3:整数解に関する問題 $x(y+4) = 10$ を満たす正の整数 $x, y$ の組をすべて求める。 (1) 10の正の約数の個数を求める。 (2) $x, y$ の組を具体的に求める。

算数数の計算分数余り不等式整数解約数
2025/7/11

1. 問題の内容

問題は、以下の3つの独立した問題から構成されています。
問題1:整数に関する問題
(1) 2進数 110111(2)110111_{(2)} を10進数に変換する。
(2) 循環小数 0.3˙9˙0.\dot{3}\dot{9} を分数で表す。
(3) nn が5の倍数でない整数のとき、n2n^2 を5で割った余りを求める。
問題2:不等式に関する問題
不等式 7(x2)3(2x+a)7(x-2) \le 3(2x+a) について、
(1) a=1a=1 のとき、xx の範囲を求める。
(2) a=12a=12 のとき、不等式を満たす2桁の自然数 xx の個数を求める。
問題3:整数解に関する問題
x(y+4)=10x(y+4) = 10 を満たす正の整数 x,yx, y の組をすべて求める。
(1) 10の正の約数の個数を求める。
(2) x,yx, y の組を具体的に求める。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) 2進数から10進数への変換:
110111(2)=125+124+023+122+121+120=32+16+0+4+2+1=55110111_{(2)} = 1 \cdot 2^5 + 1 \cdot 2^4 + 0 \cdot 2^3 + 1 \cdot 2^2 + 1 \cdot 2^1 + 1 \cdot 2^0 = 32 + 16 + 0 + 4 + 2 + 1 = 55
(2) 循環小数を分数で表す:
x=0.3˙9˙x = 0.\dot{3}\dot{9} とする。100x=39.3˙9˙100x = 39.\dot{3}\dot{9}
100xx=39.3˙9˙0.3˙9˙100x - x = 39.\dot{3}\dot{9} - 0.\dot{3}\dot{9}
99x=3999x = 39
x=3999=1333x = \frac{39}{99} = \frac{13}{33}
(3) nn が5の倍数でない整数のとき、n2n^2 を5で割った余り:
nn5k+1,5k+2,5k+3,5k+45k+1, 5k+2, 5k+3, 5k+4 のいずれかの形で表せる。
n=5k+1n = 5k+1 のとき, n2=25k2+10k+1n^2 = 25k^2 + 10k + 1. 余りは1
n=5k+2n = 5k+2 のとき, n2=25k2+20k+4n^2 = 25k^2 + 20k + 4. 余りは4
n=5k+3n = 5k+3 のとき, n2=25k2+30k+9n^2 = 25k^2 + 30k + 9. 余りは4
n=5k+4n = 5k+4 のとき, n2=25k2+40k+16n^2 = 25k^2 + 40k + 16. 余りは1
したがって、余りは1または4
問題2:
(1) a=1a=1 のとき:
7(x2)3(2x+1)7(x-2) \le 3(2x+1)
7x146x+37x - 14 \le 6x + 3
x17x \le 17
(2) a=12a=12 のとき:
7(x2)3(2x+12)7(x-2) \le 3(2x+12)
7x146x+367x - 14 \le 6x + 36
x50x \le 50
2桁の自然数は10から99までなので、10x5010 \le x \le 50 を満たす整数 xx の個数は 5010+1=4150 - 10 + 1 = 41
問題3:
(1) 10の正の約数の個数:
10 = 2 * 5 なので、約数は 1, 2, 5, 10。よって4個。
(2) x(y+4)=10x(y+4) = 10 を満たす x,yx, y の組:
xx は10の約数なので、x=1,2,5,10x = 1, 2, 5, 10
x=1x=1 のとき y+4=10y+4 = 10, y=6y=6
x=2x=2 のとき y+4=5y+4 = 5, y=1y=1
x=5x=5 のとき y+4=2y+4 = 2, y=2y=-2 (不適)
x=10x=10 のとき y+4=1y+4 = 1, y=3y=-3 (不適)
よって、(x,y)=(1,6),(2,1)(x,y) = (1, 6), (2, 1)

3. 最終的な答え

問題1:
(1) 55
(2) 1333\frac{13}{33}
(3) 1, 4
問題2:
(1) 17
(2) 41
問題3:
(1) 4
(2) (1,6)(1, 6), (2,1)(2, 1)

「算数」の関連問題

問題は「1/4は5/17の何%であるか」を求めることです。

分数百分率比率
2025/7/12

サイコロの展開図の一部が示されており、向かい合う面の数字の和が7になるように、残りの面に数字を書き込む問題です。

サイコロ立体図形数の性質
2025/7/12

展開図からサイコロを作ったとき、向かい合う面の数字の和が7になるように、残りの面に正しい数字を書き入れる問題です。

サイコロ展開図空間認識足し算
2025/7/12

この問題は、主に小学校高学年~中学校1年生で学習する内容で、公倍数、約数、公約数、最小公倍数、最大公約数を求める問題です。具体的には、以下の内容が含まれています。 * 2つの数の公倍数を小さい順に...

公倍数約数公約数最小公倍数最大公約数
2025/7/12

問題は、小数のかけ算を行う問題と、計算結果が3.5より小さくなる計算に丸をつける問題の2つです。

小数かけ算計算
2025/7/12

このプリントは、偶数と奇数の分類、4桁の整数作成、偶数・奇数の計算結果、倍数に関する問題で構成されています。

偶数奇数倍数整数四則演算
2025/7/12

## 1. 問題の内容

最小公倍数最大公約数小数かけ算文章問題
2025/7/12

グラフから、2009年の産業向け電気料金を100とした場合、2014年の産業向け電気料金はどのように表されるかを求める問題です。

割合四捨五入グラフ解釈
2025/7/12

表から、2010年において飼育されている犬に占める小型犬の割合を求める問題です。

割合百分率
2025/7/12

表から、2008年と2018年におけるE市のコンビニ店舗数の、合計店舗数に対する割合をそれぞれ計算し、その差を求めます。

割合計算
2025/7/12