6人を以下の2つの方法で分ける場合の数を求めます。 (1) A, B, Cの3つの部屋に2人ずつ分ける場合の数。 (2) 2人ずつの3つの組に分ける場合の数。

算数組み合わせ場合の数順列
2025/7/13

1. 問題の内容

6人を以下の2つの方法で分ける場合の数を求めます。
(1) A, B, Cの3つの部屋に2人ずつ分ける場合の数。
(2) 2人ずつの3つの組に分ける場合の数。

2. 解き方の手順

(1) A, B, C の3つの部屋に2人ずつ分ける場合
まず、6人の中からAの部屋に入れる2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは、6人から2人を選ぶ組み合わせなので、 6C2_6C_2 通りです。
次に、残りの4人の中からBの部屋に入れる2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは、4人から2人を選ぶ組み合わせなので、 4C2_4C_2 通りです。
最後に、残りの2人は自動的にCの部屋に入ることになるので、組み合わせは 2C2=1_2C_2 = 1 通りです。
したがって、A, B, Cの3つの部屋に2人ずつ分ける場合の数は、
6C2×4C2×2C2_6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2 で計算できます。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15_6C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
2C2=2!2!(22)!=2!2!0!=1_2C_2 = \frac{2!}{2!(2-2)!} = \frac{2!}{2!0!} = 1
したがって、6C2×4C2×2C2=15×6×1=90_6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2 = 15 \times 6 \times 1 = 90通りです。
(2) 2人ずつの3つの組に分ける場合
まず、6人の中から最初の組に入れる2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは、6人から2人を選ぶ組み合わせなので、 6C2_6C_2 通りです。
次に、残りの4人の中から2番目の組に入れる2人を選ぶ組み合わせを計算します。これは、4人から2人を選ぶ組み合わせなので、 4C2_4C_2 通りです。
最後に、残りの2人は自動的に3番目の組に入ることになるので、組み合わせは 2C2=1_2C_2 = 1 通りです。
ただし、この場合、組に区別がないため、組の並び順を考慮する必要はありません。3つの組の並び順は3!通りあるので、6C2×4C2×2C2_6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2 を3!で割る必要があります。
6C2=6!2!(62)!=6!2!4!=6×52×1=15_6C_2 = \frac{6!}{2!(6-2)!} = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15
4C2=4!2!(42)!=4!2!2!=4×32×1=6_4C_2 = \frac{4!}{2!(4-2)!} = \frac{4!}{2!2!} = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 6
2C2=2!2!(22)!=2!2!0!=1_2C_2 = \frac{2!}{2!(2-2)!} = \frac{2!}{2!0!} = 1
したがって、2人ずつの3つの組に分ける場合の数は、
6C2×4C2×2C23!=15×6×13×2×1=906=15\frac{_6C_2 \times _4C_2 \times _2C_2}{3!} = \frac{15 \times 6 \times 1}{3 \times 2 \times 1} = \frac{90}{6} = 15通りです。

3. 最終的な答え

(1) 90通り
(2) 15通り

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