$120n$ が整数の2乗になるような自然数 $n$ のうち、最も小さいものを求めよ。

算数平方数素因数分解整数の性質
2025/7/27

1. 問題の内容

120n120n が整数の2乗になるような自然数 nn のうち、最も小さいものを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、120120 を素因数分解します。
120=2×60=2×2×30=2×2×2×15=2×2×2×3×5=23×3×5120 = 2 \times 60 = 2 \times 2 \times 30 = 2 \times 2 \times 2 \times 15 = 2 \times 2 \times 2 \times 3 \times 5 = 2^3 \times 3 \times 5
したがって、120n=23×3×5×n120n = 2^3 \times 3 \times 5 \times n となります。
120n120n が整数の2乗になるためには、素因数分解したときの各素数の指数が偶数でなければなりません。
現在の指数は、2が3(奇数)、3が1(奇数)、5が1(奇数)です。
nn2,3,52, 3, 5 をそれぞれ1つずつ掛けると、指数がすべて偶数になります。
したがって、n=2×3×5=30n = 2 \times 3 \times 5 = 30 とすると、
120n=23×3×5×(2×3×5)=24×32×52=(22×3×5)2=(4×3×5)2=(60)2=3600120n = 2^3 \times 3 \times 5 \times (2 \times 3 \times 5) = 2^4 \times 3^2 \times 5^2 = (2^2 \times 3 \times 5)^2 = (4 \times 3 \times 5)^2 = (60)^2 = 3600
となり、これは 6060 の2乗になります。
nn がこれよりも小さいと、指数のいずれかが奇数になり、120n120n が整数の2乗になりえません。

3. 最終的な答え

30

「算数」の関連問題

画像に写っているいくつかの計算問題を解きます。

四則演算加減算負の数
2025/7/27

与えられた一連の加算と減算の計算問題を解く。問題は33番から49番まであります。

加減算整数
2025/7/27

製品Aと製品Bがあり、A3個とB5個を合わせた8個の平均の重さが450gです。A1個の重さが700gのとき、B1個の重さを求めなさい。

平均重さ方程式計算
2025/7/27

画像には、正の数と負の数の加法計算の問題が複数あります。

加法正の数負の数計算
2025/7/27

与えられた10個の数値について、それぞれの絶対値を求めます。

絶対値数の計算
2025/7/27

与えられた数の組に対して、公倍数を小さい順に3つ求める問題です。 (1) (2, 3) (2) (8, 12) (3) (14, 28)

公倍数最小公倍数倍数
2025/7/27

与えられた数の組の最小公倍数を求める問題です。具体的には、(1) 3と5、(2) 6と18、(3) 8と12と24のそれぞれの最小公倍数を計算します。

最小公倍数LCM数の性質
2025/7/27

与えられた数(6, 11, 15, 60)それぞれについて、小さい順に5つの倍数を求めます。

倍数計算
2025/7/27

487 にできるだけ小さい2桁の整数を加えて、その和が6で割り切れるようにするには、どんな2桁の整数を加えればよいか。

割り算余り整数の性質最大公約数と最小公倍数
2025/7/27

問題は5つの計算問題と文章問題です。具体的には、(1)は足し算、(2)と(3)は四則演算、(4)は割合に関する文章問題、(5)は図形の周りの長さを求める問題です。

四則演算分数割合文章問題図形の周りの長さ
2025/7/27