9人の男子と8人の女子から7人を選ぶとき、以下の条件を満たす選び方はそれぞれ何通りあるか。 (1) 男子が4人、女子が3人選ばれる場合 (2) 女子がちょうど5人選ばれる場合

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列
2025/7/29

1. 問題の内容

9人の男子と8人の女子から7人を選ぶとき、以下の条件を満たす選び方はそれぞれ何通りあるか。
(1) 男子が4人、女子が3人選ばれる場合
(2) 女子がちょうど5人選ばれる場合

2. 解き方の手順

(1) 男子4人、女子3人選ぶ場合
9人の男子から4人を選ぶ組み合わせは 9C4{}_9 C_4 通り。
8人の女子から3人を選ぶ組み合わせは 8C3{}_8 C_3 通り。
よって、求める場合の数は、積の法則より 9C4×8C3{}_9 C_4 \times {}_8 C_3 通り。
9C4=9!4!(94)!=9!4!5!=9×8×7×64×3×2×1=126{}_9 C_4 = \frac{9!}{4!(9-4)!} = \frac{9!}{4!5!} = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126
8C3=8!3!(83)!=8!3!5!=8×7×63×2×1=56{}_8 C_3 = \frac{8!}{3!(8-3)!} = \frac{8!}{3!5!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
したがって、9C4×8C3=126×56=7056{}_9 C_4 \times {}_8 C_3 = 126 \times 56 = 7056
(2) 女子がちょうど5人選ばれる場合
7人を選ぶので、女子が5人ならば男子は2人選ばれる必要がある。
8人の女子から5人を選ぶ組み合わせは 8C5{}_8 C_5 通り。
9人の男子から2人を選ぶ組み合わせは 9C2{}_9 C_2 通り。
よって、求める場合の数は、積の法則より 8C5×9C2{}_8 C_5 \times {}_9 C_2 通り。
8C5=8!5!(85)!=8!5!3!=8×7×63×2×1=56{}_8 C_5 = \frac{8!}{5!(8-5)!} = \frac{8!}{5!3!} = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56
9C2=9!2!(92)!=9!2!7!=9×82×1=36{}_9 C_2 = \frac{9!}{2!(9-2)!} = \frac{9!}{2!7!} = \frac{9 \times 8}{2 \times 1} = 36
したがって、8C5×9C2=56×36=2016{}_8 C_5 \times {}_9 C_2 = 56 \times 36 = 2016

3. 最終的な答え

(1) 7056通り
(2) 2016通り

「確率論・統計学」の関連問題

1枚の硬貨を7回投げるとき、以下の事象が起こる場合は何通りあるかを求める問題です。 (1) 表が1回、裏が6回出る場合 (2) 表が2回、裏が5回出る場合 (3) 表が5回、裏が2回出る場合

確率組み合わせ反復試行二項係数
2025/7/29

与えられたデータの第1四分位数 $Q_1$、第2四分位数 $Q_2$、第3四分位数 $Q_3$ を求める問題です。データは4セットあり、それぞれ昇順に並んでいます。

四分位数データ分析統計
2025/7/29

1枚の硬貨を7回投げるとき、以下のそれぞれの場合について、表と裏が出る場合の数を求めます。 (1) 表が1回、裏が6回出る場合 (2) 表が2回、裏が5回出る場合 (3) 表が5回、裏が2回出る場合

組み合わせ確率二項係数場合の数硬貨
2025/7/29

男子10人、女子6人の中から、 (1) 男子から議長と書記、女子から副議長を選ぶ方法の数を求める。 (2) 男女を問わず議長、副議長、書記を選ぶ方法の数を求める。 (3) 男子から2人、女子から1人の...

組み合わせ順列場合の数
2025/7/29

男子6人と女子3人が円形に並ぶとき、以下の問いに答える。 (1) すべての並び方は何通りあるか。 (2) 女子3人が隣り合う並び方は何通りあるか。 (3) どの女子も隣り合わない並び方は何通りあるか。

順列円順列組み合わせ
2025/7/29

男子4人、女子2人が1列に並ぶときの並び方について、以下の3つの場合について場合の数を求めます。 (1) 並び方の総数 (2) 女子2人が両端にくる並び方 (3) 女子2人が隣り合う並び方

順列場合の数組み合わせ
2025/7/29

母平均 $m$, 母標準偏差 $30$ の母集団から大きさ $100$ の標本を無作為抽出し、標本平均 $\bar{X} = 80$ が得られた。$m$ に対する信頼度 $95\%$ の信頼区間を求め...

信頼区間標本平均母標準偏差標本サイズ
2025/7/29

問題39は、母音a, i, u, e, oと子音k, s, tの8個の文字を1列に並べる場合の数を求める問題です。 (1)は両端が母音である場合の数、(2)は母音5個が続いて並ぶ場合の数を求めます。

順列組み合わせ場合の数母音子音
2025/7/29

(1) 1個のサイコロを1回投げるとき、出る目の数を$X$とする。$X$の期待値$E(X)$と分散$V(X)$、および$E(2X+3)$と$V(2X+3)$を求める。 (2) 1個のサイコロを6回投げ...

期待値分散確率変数サイコロ
2025/7/29

問題5と6を解きます。 問題5は、10本のくじの中に3本の当たりくじがあるとき、A, B, Cの3人が順に1本ずつ引く(引いたくじは戻さない)場合の確率を求める問題です。具体的には、AとBがともに当た...

確率期待値組み合わせ
2025/7/29