男子6人、女子4人の中から4人の委員を選ぶ。以下の条件における選び方の数を求めよ。 (1) すべての選び方 (2) 男子の委員2人、女子の委員2人を選ぶ。 (3) 女子が少なくとも1人選ばれる。 (4) 特定の2人a, bがともに選ばれる。 (5) aは選ばれるが、bは選ばれない。

確率論・統計学組み合わせ場合の数順列組合せ
2025/7/29

1. 問題の内容

男子6人、女子4人の中から4人の委員を選ぶ。以下の条件における選び方の数を求めよ。
(1) すべての選び方
(2) 男子の委員2人、女子の委員2人を選ぶ。
(3) 女子が少なくとも1人選ばれる。
(4) 特定の2人a, bがともに選ばれる。
(5) aは選ばれるが、bは選ばれない。

2. 解き方の手順

(1) すべての選び方
合計10人から4人を選ぶので、組み合わせの総数は 10C4_{10}C_4 で求められる。
10C4=10!4!6!=10×9×8×74×3×2×1=10×3×7=210_{10}C_4 = \frac{10!}{4!6!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 10 \times 3 \times 7 = 210 通り
(2) 男子の委員2人、女子の委員2人を選ぶ。
男子6人から2人を選ぶ組み合わせは 6C2_{6}C_2
女子4人から2人を選ぶ組み合わせは 4C2_{4}C_2
よって、 6C2×4C2=6×52×1×4×32×1=15×6=90_{6}C_2 \times {}_{4}C_2 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} \times \frac{4 \times 3}{2 \times 1} = 15 \times 6 = 90 通り
(3) 女子が少なくとも1人選ばれる。
全体の選び方から、女子が1人も選ばれない場合(全員男子)の選び方を引く。
全員男子となるのは、男子6人から4人を選ぶ場合なので、6C4=6×52×1=15_{6}C_4 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り。
よって、 21015=195210 - 15 = 195 通り
(4) 特定の2人a, bがともに選ばれる。
a, bが選ばれることが確定しているので、残りの2人を選ぶ。残りのメンバーは8人。
8人から2人を選ぶ組み合わせは 8C2=8×72×1=28_{8}C_2 = \frac{8 \times 7}{2 \times 1} = 28 通り。
(5) aは選ばれるが、bは選ばれない。
まずaを選ぶ。残りの3人を選ぶ。
bは選ばれないので、残りのメンバーは、a以外の男子5人と女子3人(bを除く)の計8人。
この8人から3人を選ぶ組み合わせは 8C3=8×7×63×2×1=8×7=56_{8}C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 8 \times 7 = 56 通り。

3. 最終的な答え

(1) 210通り
(2) 90通り
(3) 195通り
(4) 28通り
(5) 56通り

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