まず、f(x)=3x4−8x3−6x2+24x+a とおきます。f(x)=0 が異なる3つの実数解を持つためには、f(x) は極大値または極小値において f(x)=0 となる必要があります。つまり、f(x) が重解を持つ必要があります。 f′(x)=12x3−24x2−12x+24 f′(x)=12(x3−2x2−x+2) f′(x)=12(x2(x−2)−(x−2)) f′(x)=12(x2−1)(x−2) f′(x)=12(x−1)(x+1)(x−2) f′(x)=0 となるのは x=−1,1,2 のときです。 | x | ... | -1 | ... | 1 | ... | 2 | ... |
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| f'(x) | - | 0 | + | 0 | - | 0 | + |
| f(x) | ↘ | 極小 | ↗ | 極大| ↘ | 極小 | ↗ |
f(−1)=3+8−6−24+a=a−19 f(1)=3−8−6+24+a=a+13 f(2)=3(16)−8(8)−6(4)+24(2)+a=48−64−24+48+a=a+8 f(x)=0 が異なる3つの実数解を持つためには、以下のいずれかが成り立つ必要があります。 (i) f(−1)=0 かつ f(1)とf(2)は異符号。 f(−1)=a−19=0⇒a=19 このとき、f(1)=19+13=32>0、f(2)=19+8=27>0 であるため、この条件は満たしません。 (ii) f(1)=0 かつ f(−1)とf(2)は異符号。 f(1)=a+13=0⇒a=−13 このとき、f(−1)=−13−19=−32<0、f(2)=−13+8=−5<0 であるため、この条件は満たしません。 (iii) f(2)=0 かつ f(−1)とf(1)は異符号。 f(2)=a+8=0⇒a=−8 このとき、f(−1)=−8−19=−27<0、f(1)=−8+13=5>0 であるため、この条件を満たします。 したがって、a=−8 のとき、与えられた方程式は異なる3つの実数解を持つことになります。