1. 問題の内容
100以下の自然数の中で、2で割っても3で割っても1余る数を小さい順に並べた数列は等差数列となる。この数列の初項、公差、項数を求める。
2. 解き方の手順
2で割っても3で割っても1余る数は、2と3の最小公倍数である6で割ると1余る数である。したがって、求める数列の一般項は と表せる。ただし、 は0以上の整数である。
初項を求める: のとき、 となる。よって初項は1である。
公差を求める: のとき、 である。よって、公差は である。
項数を求める:数列の項が100以下であることから、 という不等式が成り立つ。
この不等式を解く。
は整数であるから、 となる。
は 0 から 16 までの整数なので、項数は である。
3. 最終的な答え
初項: 1
公差: 6
項数: 17