100以下の自然数の中で、2で割っても3で割っても1余る数を小さい順に並べた数列を考える。この数列が等差数列となる時、初項、公差、項数を求めよ。

算数等差数列余り数列
2025/7/30

1. 問題の内容

100以下の自然数の中で、2で割っても3で割っても1余る数を小さい順に並べた数列を考える。この数列が等差数列となる時、初項、公差、項数を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、2で割っても3で割っても1余る数は、6で割ると1余る数である。
1から100までの自然数で、6で割ると1余る数を小さい順に並べると、1, 7, 13, ..., 91, 97 となる。
この数列は等差数列であり、初項は1である。
公差は隣り合う項の差から、7 - 1 = 6 となる。
次に、項数を求める。第n項が97であるとすると、等差数列の一般項の公式 an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d を用いる。ここで、an=97a_n = 97, a1=1a_1 = 1, d=6d = 6 である。
よって、97=1+(n1)697 = 1 + (n-1)6 となる。
これを解くと、97=1+6n697 = 1 + 6n - 6 より、97=6n597 = 6n - 5 となり、6n=1026n = 102 である。
したがって、n=17n = 17 となる。
別解として、2で割っても3で割っても1余る数は、6n+16n + 1n=0,1,2,...n = 0, 1, 2, ...)と表せる。
ここで、16n+11001 \leq 6n + 1 \leq 100 である。
これを解くと、06n990 \leq 6n \leq 99 より、0n996=332=16.50 \leq n \leq \frac{99}{6} = \frac{33}{2} = 16.5 となる。
したがって、0n160 \leq n \leq 16 となる。
初項は n=0n = 0 のとき、6(0)+1=16(0) + 1 = 1 である。
nn が1増えると、6n+16n + 1 は6増えるので、公差は6である。
項数は、160+1=1716 - 0 + 1 = 17 となる。

3. 最終的な答え

初項:1
公差:6
項数:17

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