1. 問題の内容
100以下の自然数の中で、2で割っても3で割っても1余る数を小さい順に並べた数列を考える。この数列が等差数列となる時、初項、公差、項数を求めよ。
2. 解き方の手順
まず、2で割っても3で割っても1余る数は、6で割ると1余る数である。
1から100までの自然数で、6で割ると1余る数を小さい順に並べると、1, 7, 13, ..., 91, 97 となる。
この数列は等差数列であり、初項は1である。
公差は隣り合う項の差から、7 - 1 = 6 となる。
次に、項数を求める。第n項が97であるとすると、等差数列の一般項の公式 を用いる。ここで、, , である。
よって、 となる。
これを解くと、 より、 となり、 である。
したがって、 となる。
別解として、2で割っても3で割っても1余る数は、 ()と表せる。
ここで、 である。
これを解くと、 より、 となる。
したがって、 となる。
初項は のとき、 である。
が1増えると、 は6増えるので、公差は6である。
項数は、 となる。
3. 最終的な答え
初項:1
公差:6
項数:17