(1) 15以下の素数の個数を求める。 (2) 68, 60, 144を素因数分解する。 (3) $392 = 2^3 \times 7^2$ と因数分解できるとき、6, 8, 16, 28の中から392の約数を選ぶ。 (4) $135n$がある自然数の2乗となるような自然数$n$のうち、最も小さい値を求める。

算数素数素因数分解約数平方数
2025/8/6

1. 問題の内容

(1) 15以下の素数の個数を求める。
(2) 68, 60, 144を素因数分解する。
(3) 392=23×72392 = 2^3 \times 7^2 と因数分解できるとき、6, 8, 16, 28の中から392の約数を選ぶ。
(4) 135n135nがある自然数の2乗となるような自然数nnのうち、最も小さい値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 素数とは、1とその数自身以外に約数を持たない自然数です。15以下の素数をすべて列挙し、その個数を数えます。
15以下の素数は、2, 3, 5, 7, 11, 13の6個です。
(2) それぞれの数を素因数分解します。
* 68 = 2 × 34 = 2 × 2 × 17
* 60 = 2 × 30 = 2 × 2 × 15 = 2 × 2 × 3 × 5
* 144 = 2 × 72 = 2 × 2 × 36 = 2 × 2 × 2 × 18 = 2 × 2 × 2 × 2 × 9 = 2 × 2 × 2 × 2 × 3 × 3
(3) 392=23×72392 = 2^3 \times 7^2の約数は、2a×7b2^a \times 7^bの形で表され、ここで0a30 \le a \le 3かつ0b20 \le b \le 2です。与えられた選択肢のそれぞれについて、392の約数であるかどうかを確認します。
* 6 = 2 × 3 は 392 の約数ではありません。
* 8 = 232^3 は 392 の約数です。
* 16 = 242^4 は 392 の約数ではありません。
* 28 = 4 × 7 = 22×72^2 \times 7 は 392 の約数です。
(4) 135n135n がある自然数の2乗になるためには、135n135n の素因数分解において、すべての素数の指数が偶数でなければなりません。まず、135を素因数分解します。
135=5×27=5×3×9=5×3×3×3=33×5135 = 5 \times 27 = 5 \times 3 \times 9 = 5 \times 3 \times 3 \times 3 = 3^3 \times 5
したがって、135n=33×5×n135n = 3^3 \times 5 \times nとなります。135n135nが2乗になるためには、nnは少なくとも3と5を素因数として含まなければなりません。したがって、n=3×5=15n = 3 \times 5 = 15の場合、135n=33×5×(3×5)=34×52=(32×5)2=(9×5)2=452=2025135n = 3^3 \times 5 \times (3 \times 5) = 3^4 \times 5^2 = (3^2 \times 5)^2 = (9 \times 5)^2 = 45^2 = 2025となり、これはある自然数の2乗です。

3. 最終的な答え

(1) 6個
(2) ① 22×172^2 \times 17、② 22×3×52^2 \times 3 \times 5、③ 24×322^4 \times 3^2
(3) イ、エ
(4) 15

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