問題1では、与えられた数量の関係を不等式で表します。 (1) ある数 $x$ の5倍に3を足すと、6より大きい。 (2) ある数 $x$ の7倍から6を引くと、8より小さい。 (3) 長さ $a$ cmのリボンから20cm切ったら、残りの長さが $b$ cmより短くなった。 (4) 1個 $a$ 円のりんご3個と1個 $b$ 円の梨2個の合計代金は500円以上になる。

代数学不等式一次不等式不等式の性質
2025/8/19
## 問題1

1. 問題の内容

問題1では、与えられた数量の関係を不等式で表します。
(1) ある数 xx の5倍に3を足すと、6より大きい。
(2) ある数 xx の7倍から6を引くと、8より小さい。
(3) 長さ aa cmのリボンから20cm切ったら、残りの長さが bb cmより短くなった。
(4) 1個 aa 円のりんご3個と1個 bb 円の梨2個の合計代金は500円以上になる。

2. 解き方の手順

(1)
ある数 xx の5倍は 5x5x と表されます。それに3を足すと 5x+35x + 3 となります。これが6より大きいので、不等式は 5x+3>65x + 3 > 6 となります。
(2)
ある数 xx の7倍は 7x7x と表されます。それから6を引くと 7x67x - 6 となります。これが8より小さいので、不等式は 7x6<87x - 6 < 8 となります。
(3)
長さ aa cmのリボンから20cm切ると、残りの長さは a20a - 20 cmとなります。これが bb cmより短いので、不等式は a20<ba - 20 < b となります。
(4)
1個 aa 円のりんご3個の代金は 3a3a 円です。1個 bb 円の梨2個の代金は 2b2b 円です。合計代金は 3a+2b3a + 2b 円となります。これが500円以上なので、不等式は 3a+2b5003a + 2b \ge 500 となります。

3. 最終的な答え

(1) 5x+3>65x + 3 > 6
(2) 7x6<87x - 6 < 8
(3) a20<ba - 20 < b
(4) 3a+2b5003a + 2b \ge 500
## 問題2

1. 問題の内容

問題2では、a<ba < b であるとき、与えられた2つの数の大小関係を答えます。
(1) a+4a+4, b+4b+4
(2) a5a-5, b5b-5
(3) a15a-\frac{1}{5}, b15b-\frac{1}{5}
(4) 4a-4a, 4b-4b
(5) a3\frac{a}{3}, b3\frac{b}{3}
(6) a7-\frac{a}{7}, b7-\frac{b}{7}

2. 解き方の手順

(1)
a<ba < b の両辺に4を足すと、a+4<b+4a + 4 < b + 4 となります。
(2)
a<ba < b の両辺から5を引くと、a5<b5a - 5 < b - 5 となります。
(3)
a<ba < b の両辺から 15\frac{1}{5} を引くと、a15<b15a - \frac{1}{5} < b - \frac{1}{5} となります。
(4)
a<ba < b の両辺に-4をかけると、不等号の向きが逆転して 4a>4b-4a > -4b となります。
(5)
a<ba < b の両辺を3で割ると、a3<b3\frac{a}{3} < \frac{b}{3} となります。(3>0なので不等号の向きは変わらない)
(6)
a<ba < b の両辺に 17-\frac{1}{7} をかけると、不等号の向きが逆転して a7>b7-\frac{a}{7} > -\frac{b}{7} となります。

3. 最終的な答え

(1) a+4<b+4a+4 < b+4
(2) a5<b5a-5 < b-5
(3) a15<b15a-\frac{1}{5} < b-\frac{1}{5}
(4) 4a>4b-4a > -4b
(5) a3<b3\frac{a}{3} < \frac{b}{3}
(6) a7>b7-\frac{a}{7} > -\frac{b}{7}

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