与えられたベクトルの演算、ベクトルの長さの計算、ベクトルを用いた点の移動、ベクトルによる表現に関する問題です。具体的には、以下の問いに答えます。 (3) ベクトル $\begin{pmatrix} 3 \\ 4 \end{pmatrix}$ の長さと、同じ向きで長さが1のベクトルを求める。 (4) 点P(1,1)からベクトル $\begin{pmatrix} 1 \\ -2 \end{pmatrix}$ の向きに距離3だけ進んだ点の座標を求める。 (5) $\vec{x} = \begin{pmatrix} 3 \\ 2 \end{pmatrix}$, $\vec{y} = \begin{pmatrix} -1 \\ 1 \end{pmatrix}$ とするとき、 (a) $2\vec{x} + 3\vec{y}$, (b) $\vec{x} - \vec{y}$, (c) $-3\vec{x} + 2\vec{y}$ を求める。 (6) $\vec{a} = \begin{pmatrix} 2 \\ 1 \end{pmatrix}$, $\vec{b} = \begin{pmatrix} 1 \\ 1 \end{pmatrix}$ とするとき、$\begin{pmatrix} x \\ y \end{pmatrix}$ を $\alpha \vec{a} + \beta \vec{b}$ の形で表す。
2025/4/11
1. 問題の内容
与えられたベクトルの演算、ベクトルの長さの計算、ベクトルを用いた点の移動、ベクトルによる表現に関する問題です。具体的には、以下の問いに答えます。
(3) ベクトル の長さと、同じ向きで長さが1のベクトルを求める。
(4) 点P(1,1)からベクトル の向きに距離3だけ進んだ点の座標を求める。
(5) , とするとき、
(a) ,
(b) ,
(c) を求める。
(6) , とするとき、 を の形で表す。
2. 解き方の手順
(3) ベクトルの長さは、各成分の2乗の和の平方根で求めます。 の長さは です。同じ向きで長さが1のベクトルは、元のベクトルをその長さで割ることで得られます。
(4) ベクトル の単位ベクトルを求め、それを3倍したものを点P(1,1)の座標に足し合わせます。 の長さは なので、単位ベクトルは です。距離3だけ進んだ点の座標は、 です。
(5) ベクトルの演算は、各成分ごとに行います。
(a)
(b)
(c)
(6) より、
これらの式を解くと、, となります。よって、 です。
3. 最終的な答え
(3) 長さ: 5, 同じ向きで長さが1のベクトル:
(4)
(5) (a) , (b) , (c)
(6)