(9) 第3項が14、第9項が-34である等差数列$\{a_n\}$の一般項を求めます。 (10) 第2項が54、第5項が16である等比数列$\{b_n\}$の一般項を求めます。

代数学数列等差数列等比数列一般項連立方程式
2025/4/19

1. 問題の内容

(9) 第3項が14、第9項が-34である等差数列{an}\{a_n\}の一般項を求めます。
(10) 第2項が54、第5項が16である等比数列{bn}\{b_n\}の一般項を求めます。

2. 解き方の手順

(9) 等差数列{an}\{a_n\}の一般項を求めます。等差数列の一般項は、an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)dで表されます。ここで、a1a_1は初項、ddは公差です。
問題文より、a3=14a_3 = 14a9=34a_9 = -34であるため、以下の式が成り立ちます。
a3=a1+2d=14a_3 = a_1 + 2d = 14
a9=a1+8d=34a_9 = a_1 + 8d = -34
これらの式を連立方程式として解きます。
2番目の式から1番目の式を引くと、
6d=486d = -48
d=8d = -8
これを1番目の式に代入すると、
a1+2(8)=14a_1 + 2(-8) = 14
a116=14a_1 - 16 = 14
a1=30a_1 = 30
したがって、一般項は
an=30+(n1)(8)=308n+8=388na_n = 30 + (n-1)(-8) = 30 - 8n + 8 = 38 - 8n
(10) 等比数列{bn}\{b_n\}の一般項を求めます。等比数列の一般項は、bn=b1rn1b_n = b_1 r^{n-1}で表されます。ここで、b1b_1は初項、rrは公比です。
問題文より、b2=54b_2 = 54b5=16b_5 = 16であるため、以下の式が成り立ちます。
b2=b1r=54b_2 = b_1 r = 54
b5=b1r4=16b_5 = b_1 r^4 = 16
これらの式から、rrを求めます。2番目の式を1番目の式で割ると、
b1r4b1r=1654\frac{b_1 r^4}{b_1 r} = \frac{16}{54}
r3=827r^3 = \frac{8}{27}
r=23r = \frac{2}{3}
これを1番目の式に代入すると、
b123=54b_1 \cdot \frac{2}{3} = 54
b1=5432=273=81b_1 = 54 \cdot \frac{3}{2} = 27 \cdot 3 = 81
したがって、一般項は
bn=81(23)n1b_n = 81 \left( \frac{2}{3} \right)^{n-1}

3. 最終的な答え

(9) an=388na_n = 38 - 8n
(10) bn=81(23)n1b_n = 81 \left( \frac{2}{3} \right)^{n-1}

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