次の4つの条件を満たす球面の方程式をそれぞれ求める問題です。 (1) 原点を中心とする半径3の球面 (2) 点(1, 2, -3)を中心とする半径4の球面 (3) 点A(0, 4, 1)を中心とし、点B(2, 4, 5)を通る球面 (4) 2点A(2, 0, -3), B(-2, 6, 1)を直径の両端とする球面

幾何学球面方程式空間座標
2025/3/6

1. 問題の内容

次の4つの条件を満たす球面の方程式をそれぞれ求める問題です。
(1) 原点を中心とする半径3の球面
(2) 点(1, 2, -3)を中心とする半径4の球面
(3) 点A(0, 4, 1)を中心とし、点B(2, 4, 5)を通る球面
(4) 2点A(2, 0, -3), B(-2, 6, 1)を直径の両端とする球面

2. 解き方の手順

球面の方程式は、中心を(a,b,c)(a, b, c)、半径をrrとすると、
(xa)2+(yb)2+(zc)2=r2(x-a)^2 + (y-b)^2 + (z-c)^2 = r^2
で表されます。
(1) 中心が原点(0, 0, 0)、半径が3なので、a=0,b=0,c=0,r=3a=0, b=0, c=0, r=3を代入します。
(2) 中心が(1, 2, -3)、半径が4なので、a=1,b=2,c=3,r=4a=1, b=2, c=-3, r=4を代入します。
(3) 中心がA(0, 4, 1)なので、a=0,b=4,c=1a=0, b=4, c=1。点B(2, 4, 5)を通ることから、半径rrはAとBの距離として計算できます。
r=(20)2+(44)2+(51)2=22+02+42=4+16=20r = \sqrt{(2-0)^2 + (4-4)^2 + (5-1)^2} = \sqrt{2^2 + 0^2 + 4^2} = \sqrt{4 + 16} = \sqrt{20}
(4) 2点A(2, 0, -3)とB(-2, 6, 1)が直径の両端なので、中心はAとBの中点として計算できます。
中心(a,b,c)=(2+(2)2,0+62,3+12)=(0,3,1)(a, b, c) = (\frac{2 + (-2)}{2}, \frac{0 + 6}{2}, \frac{-3 + 1}{2}) = (0, 3, -1)
半径rrは、Aと中心の距離として計算できます。
r=(20)2+(03)2+(3(1))2=22+(3)2+(2)2=4+9+4=17r = \sqrt{(2-0)^2 + (0-3)^2 + (-3-(-1))^2} = \sqrt{2^2 + (-3)^2 + (-2)^2} = \sqrt{4 + 9 + 4} = \sqrt{17}

3. 最終的な答え

(1) x2+y2+z2=9x^2 + y^2 + z^2 = 9
(2) (x1)2+(y2)2+(z+3)2=16(x-1)^2 + (y-2)^2 + (z+3)^2 = 16
(3) x2+(y4)2+(z1)2=20x^2 + (y-4)^2 + (z-1)^2 = 20
(4) x2+(y3)2+(z+1)2=17x^2 + (y-3)^2 + (z+1)^2 = 17

「幾何学」の関連問題

円の方程式 $x^2 + y^2 - 2x + 6y + n - 1 = 0$ が半径3の円を表すとき、定数 $n$ の値を求める問題です。

円の方程式半径標準形
2025/5/31

与えられた各図において、ベクトル$\vec{a}$と$\vec{b}$のなす角を求める。

ベクトル角度空間ベクトル
2025/5/31

点Aと点Bが与えられたとき、ベクトル$\overrightarrow{AB}$を成分で表す問題です。 (1) A(-1, 2), B(3, 3) (2) A(2, 5), B(-4, 0)

ベクトル座標成分表示
2025/5/31

与えられた図のベクトル $\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$, $\vec{d}$ を成分表示で表す問題です。

ベクトル成分表示座標平面
2025/5/31

与えられた図において、ベクトル$\vec{a}$と$\vec{b}$のなす角、ベクトル$\vec{b}$と$\vec{c}$のなす角、ベクトル$\vec{c}$と$\vec{a}$のなす角をそれぞれ求...

ベクトル角度三角形
2025/5/31

平行四辺形OACBにおいて、対角線の交点をMとし、ベクトルOA=a, ベクトルOB=bとするとき、次のベクトルをa, bを用いて表す。 (1) ベクトルOC (2) ベクトルOM

ベクトル平行四辺形ベクトルの加法ベクトルの分解
2025/5/31

与えられたベクトルの和や差を、一つのベクトルで表現する問題です。

ベクトルベクトルの加法ベクトルの減法結合法則
2025/5/31

問題は、与えられたベクトル$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$について、ベクトル$\vec{a} - \vec{b} + \vec{c}$を図示することと、別の図で与えられた...

ベクトルベクトルの加減算ベクトルの図示
2025/5/31

この問題は、与えられたベクトル$\vec{a}$, $\vec{b}$, $\vec{c}$に対して、以下のベクトルを図示する問題です。 (1) $\vec{a} + \vec{b}$ と $\vec...

ベクトルベクトルの加減算ベクトルの図示
2025/5/31

問題1-1: (1) 図のベクトル①と等しいベクトルを答える。 (2) 図のベクトル②の逆ベクトルを答える。 問題1-2: 図の平行四辺形ABCDにおいて、次の選択肢の中から正しいものを選ぶ。 (a)...

ベクトル平行四辺形ベクトルの相等逆ベクトル
2025/5/31