地震のマグニチュード $M$ とエネルギー $E$ の関係について、以下の2つの問いに答えます。 (1) $\log_{10}E$ を $M$ を用いて表します。 (2) $E$ が10倍になるときの $M$ の変化量を求めます。

応用数学対数地震マグニチュードエネルギー公式
2025/4/14

1. 問題の内容

地震のマグニチュード MM とエネルギー EE の関係について、以下の2つの問いに答えます。
(1) log10E\log_{10}EMM を用いて表します。
(2) EE が10倍になるときの MM の変化量を求めます。

2. 解き方の手順

(1)
問題文より、MM が2増えると EE が1000倍、つまり 10310^3 倍になることがわかります。
このことから、MM が1増えると EE103/210^{3/2} 倍になることがわかります。
M=1.0M=1.0 のとき log10E=6.3\log_{10}E = 6.3 であるから、MMMM のときの log10E\log_{10}E は、
log10E=6.3+32(M1)\log_{10}E = 6.3 + \frac{3}{2}(M - 1)
となります。これを整理すると、
log10E=6.3+32M32=32M+4.8\log_{10}E = 6.3 + \frac{3}{2}M - \frac{3}{2} = \frac{3}{2}M + 4.8
となります。
(2)
EE が10倍になるときの MM の変化量を ΔM\Delta M とすると、EE が10倍になったとき、log10E\log_{10}Elog1010=1\log_{10}10 = 1 だけ増加します。
(1) で求めた式より、
log10E+1=32(M+ΔM)+4.8\log_{10}E + 1 = \frac{3}{2}(M + \Delta M) + 4.8
log10E=32M+4.8\log_{10}E = \frac{3}{2}M + 4.8
の差をとると、
1=32ΔM1 = \frac{3}{2} \Delta M
ΔM=23\Delta M = \frac{2}{3}
となります。

3. 最終的な答え

(1) log10E=32M+4.8\log_{10}E = \frac{3}{2}M + 4.8
(2) 23\frac{2}{3}

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