偶数と奇数の差について考察する問題です。 (1) 整数 $m$ を使って偶数と奇数をそれぞれ表す。 (2) 偶数と奇数の差がどちらが大きいかによって、その差がどうなるかを記述する。さらに、$m$ と $n$ を使って表された偶数と奇数の差を計算する。 (3) $m$ と $n$ が整数のとき、$m-n$ が整数であることを利用して、偶数と奇数の差について結論を導く。
2025/4/20
以下に問題の解答を示します。
1. 問題の内容
偶数と奇数の差について考察する問題です。
(1) 整数 を使って偶数と奇数をそれぞれ表す。
(2) 偶数と奇数の差がどちらが大きいかによって、その差がどうなるかを記述する。さらに、 と を使って表された偶数と奇数の差を計算する。
(3) と が整数のとき、 が整数であることを利用して、偶数と奇数の差について結論を導く。
2. 解き方の手順
(1) 整数 を使って偶数を表すと となります。同様に、整数 を使って奇数を表すと となります。したがって、アには が入ります。
(2) 偶数の方が大きいとき、偶数から奇数を引いた差は負になります。
を用いて表した偶数 から、 を用いて表した奇数 を引くと、
となります。したがって、イには が入ります。
ここで、 と は整数なので、 も整数です。 を整数 とおくと、 となります。
は奇数を表すので、偶数から奇数を引いた差は奇数になります。
よって、ウには奇数が入ります。
3. 最終的な答え
ア:2m, 2n+1
イ:2(m-n)-1
ウ:奇数