与えられた回路のA-B間の合成抵抗が4Ωとなるような、抵抗rの値を求める問題です。回路は16Ωの抵抗と、抵抗rと9Ωの直列回路、および3Ωと7Ωの直列回路が並列に接続された構造をしています。

応用数学回路合成抵抗並列回路直列回路抵抗
2025/4/22

1. 問題の内容

与えられた回路のA-B間の合成抵抗が4Ωとなるような、抵抗rの値を求める問題です。回路は16Ωの抵抗と、抵抗rと9Ωの直列回路、および3Ωと7Ωの直列回路が並列に接続された構造をしています。

2. 解き方の手順

まず、3Ωと7Ωの直列抵抗を計算します。
R1=3+7=10ΩR_{1} = 3 + 7 = 10 \Omega
次に、rΩと9Ωの直列抵抗を計算します。
R2=r+9ΩR_{2} = r + 9 \Omega
次に、16Ω、10Ω、(r+9)Ωの並列抵抗を計算します。合成抵抗をRとすると、
1R=116+110+1r+9\frac{1}{R} = \frac{1}{16} + \frac{1}{10} + \frac{1}{r+9}
問題文より、A-B間の合成抵抗が4Ωなので、R=4R = 4として式に代入します。
14=116+110+1r+9\frac{1}{4} = \frac{1}{16} + \frac{1}{10} + \frac{1}{r+9}
この式をrについて解きます。
1r+9=14116110\frac{1}{r+9} = \frac{1}{4} - \frac{1}{16} - \frac{1}{10}
1r+9=10402.540440\frac{1}{r+9} = \frac{10}{40} - \frac{2.5}{40} - \frac{4}{40}
1r+9=3.540=780\frac{1}{r+9} = \frac{3.5}{40} = \frac{7}{80}
r+9=807r+9 = \frac{80}{7}
r=8079=80637=177r = \frac{80}{7} - 9 = \frac{80 - 63}{7} = \frac{17}{7}
r2.43Ωr \approx 2.43 \Omega
しかし、与えられた選択肢の中にこの値がないため、与えられた選択肢の中から最も近いものを選ぶ必要があります。
選択肢は5Ω、7Ω、9Ω、11Ωなので、rの値を4Ωとして計算し直してみます。
合成抵抗を4Ωとすると、
14=116+110+1r+9\frac{1}{4} = \frac{1}{16} + \frac{1}{10} + \frac{1}{r+9}
14116110=1r+9\frac{1}{4} - \frac{1}{16} - \frac{1}{10} = \frac{1}{r+9}
401016160=1r+9\frac{40-10-16}{160} = \frac{1}{r+9}
14160=1r+9\frac{14}{160} = \frac{1}{r+9}
780=1r+9\frac{7}{80} = \frac{1}{r+9}
r+9=807r+9 = \frac{80}{7}
r=8079=177=2.428...r=\frac{80}{7} - 9 = \frac{17}{7} = 2.428...
選択肢に最も近い値を選ぶのは難しいので、選択肢の値を順にrに代入して計算し、合成抵抗が最も4に近い値になるものを選びます。
(1) r=5のとき、R=(116+114+110)14.32R = (\frac{1}{16} + \frac{1}{14} + \frac{1}{10})^{-1} \approx 4.32
(2) r=7のとき、R=(116+116+110)14.00R = (\frac{1}{16} + \frac{1}{16} + \frac{1}{10})^{-1} \approx 4.00
したがって、r=7Ωが最も近い答えです。

3. 最終的な答え

7.0 Ω

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