A-B間の合成抵抗が $5 \Omega$ となるように、抵抗 $r$ の値を求めます。回路図には、抵抗 $20 \Omega$, $7 \Omega$, $r$, $13 \Omega$, $4 \Omega$ が並列に接続されており、その並列回路に $5 \Omega$ の抵抗が直列に接続されています。

応用数学電気回路合成抵抗並列回路直列回路
2025/4/22

1. 問題の内容

A-B間の合成抵抗が 5Ω5 \Omega となるように、抵抗 rr の値を求めます。回路図には、抵抗 20Ω20 \Omega, 7Ω7 \Omega, rr, 13Ω13 \Omega, 4Ω4 \Omega が並列に接続されており、その並列回路に 5Ω5 \Omega の抵抗が直列に接続されています。

2. 解き方の手順

まず、並列回路の合成抵抗を RpR_p とします。並列回路の合成抵抗の逆数は、各抵抗の逆数の和に等しいので、
\frac{1}{R_p} = \frac{1}{20} + \frac{1}{7} + \frac{1}{r} + \frac{1}{13} + \frac{1}{4}
A-B間の合成抵抗は、この並列回路の合成抵抗 RpR_p と直列に接続された 5Ω5 \Omega の抵抗の和なので、
5 = R_p + 5
これにより Rp=0R_p=0が得られます。
Rp=0R_p=0となるためには、並列回路のいずれかの抵抗値が 00 である必要がありますが、与えられた抵抗値はすべて正であるため、合成抵抗が 5Ω5\Omega になる rr は存在しません。
問題文に「図に示すA-B間の合成抵抗が5Ωの場合」とあり、また、図の左上に回路図らしきものが手書きで描かれていることから、回路図が間違っている可能性があります。
手書きの回路図に基づき計算してみます。
手書きの回路図の場合、抵抗 rr4Ω4\Omega13Ω13\Omegaが直列に接続されており、その直列回路と20Ω20\Omegaが並列に接続されています。さらにその並列回路と5Ω5\Omegaが直列に接続されています。
よって、A-B間の合成抵抗は
5 = 5 + \frac{1}{\frac{1}{20} + \frac{1}{r+4+13}}
5 = 5 + \frac{20(r+17)}{20+r+17}
0 = \frac{20(r+17)}{r+37}
となるため、r+17=0r+17=0から、r=17r=-17
これも、ありえない値になります。
再度回路図を確認すると、7Ω7\Omegarrと直列につながっているように見えますので、この場合の計算を行います。
抵抗 7Ω7\Omegarr4Ω4\Omega13Ω13\Omegaが直列に接続されており、その直列回路と20Ω20\Omegaが並列に接続されています。さらにその並列回路と5Ω5\Omegaが直列に接続されています。
よって、A-B間の合成抵抗は
5 = 5 + \frac{1}{\frac{1}{20} + \frac{1}{7+r+4+13}}
5 = 5 + \frac{20(r+24)}{20+r+24}
0 = \frac{20(r+24)}{r+44}
となるため、r+24=0r+24=0から、r=24r=-24
これも、ありえない値になります。
以上のことから、提示された情報だけでは、問題の解を求めることは出来ません。
回路図が正しく読み取れていない可能性が高いです。

3. 最終的な答え

問題文に誤りがあるか、回路図が不明瞭なため、rの値を特定できません。

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