問題は、与えられた不等式を満たすような値を求める問題です。具体的には、 (1) $2\sqrt{3} - \frac{10}{3} = \frac{\sqrt{アイウ} - \sqrt{100}}{3} > 0$ $\frac{7}{2} - 2\sqrt{3} = \frac{\sqrt{49} - \sqrt{エオ}}{2} > 0$ の空欄「アイウ」と「エオ」を埋める。 (2) 実数 $t$ について、$\frac{10}{3} < t < \frac{7}{2}$ であることは、$3.3 < t < 3.5$ であるための「カ」を答える。

算数不等式平方根数の大小比較必要十分条件
2025/4/26

1. 問題の内容

問題は、与えられた不等式を満たすような値を求める問題です。具体的には、
(1) 23103=アイウ1003>02\sqrt{3} - \frac{10}{3} = \frac{\sqrt{アイウ} - \sqrt{100}}{3} > 0
7223=49エオ2>0\frac{7}{2} - 2\sqrt{3} = \frac{\sqrt{49} - \sqrt{エオ}}{2} > 0
の空欄「アイウ」と「エオ」を埋める。
(2) 実数 tt について、103<t<72\frac{10}{3} < t < \frac{7}{2} であることは、3.3<t<3.53.3 < t < 3.5 であるための「カ」を答える。

2. 解き方の手順

(1)
まず、23103=アイウ10032\sqrt{3} - \frac{10}{3} = \frac{\sqrt{アイウ} - \sqrt{100}}{3} について考えます。
23103=631032\sqrt{3} - \frac{10}{3} = \frac{6\sqrt{3} - 10}{3}
両辺を比較して、アイウ=63=36×3=108\sqrt{アイウ} = 6\sqrt{3} = \sqrt{36 \times 3} = \sqrt{108} であるため、「アイウ」は108。
また、23103>02\sqrt{3} - \frac{10}{3} > 0 は、63>106\sqrt{3} > 10 つまり 108>100\sqrt{108} > \sqrt{100} なので正しい。
次に、7223=49エオ2>0\frac{7}{2} - 2\sqrt{3} = \frac{\sqrt{49} - \sqrt{エオ}}{2} > 0 について考えます。
7223=7432\frac{7}{2} - 2\sqrt{3} = \frac{7 - 4\sqrt{3}}{2}
両辺を比較して、エオ=43=16×3=48\sqrt{エオ} = 4\sqrt{3} = \sqrt{16 \times 3} = \sqrt{48} であるため、「エオ」は48。
また、7223>0\frac{7}{2} - 2\sqrt{3} > 0 は、7>437 > 4\sqrt{3} つまり 49>48\sqrt{49} > \sqrt{48} なので正しい。
(2)
103=3.333...\frac{10}{3} = 3.333... であり、72=3.5\frac{7}{2} = 3.5 であるから、103<t<72\frac{10}{3} < t < \frac{7}{2} は、3.3<t<3.53.3 < t < 3.5 であるための十分条件ではあるが、必要条件ではない。なぜならば、例えば、t=3.33t = 3.333.3<t<3.53.3 < t < 3.5 を満たすが、103<t\frac{10}{3} < t を満たさないからである。しかし、3.3<t<3.53.3 < t < 3.5 であるならば、103<t<72\frac{10}{3} < t < \frac{7}{2} である。したがって、3.3<t<3.53.3 < t < 3.5 は、103<t<72\frac{10}{3} < t < \frac{7}{2} であるための十分条件である。
103<t<72\frac{10}{3} < t < \frac{7}{2} ならば 3.3<t<3.53.3 < t < 3.5 は成り立たないが、 3.3<t<3.53.3 < t < 3.5 ならば 103<t<72\frac{10}{3} < t < \frac{7}{2} は成り立つので、「カ」は十分。

3. 最終的な答え

アイウ: 108
エオ: 48
カ: 十分

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