筆算 $1.5 \div 2.4$ の計算結果が $1.6$ となっているが、「なぜ$1$余り$9$ではないのか」という疑問に対する説明を求める問題です。画像の筆算では、除算を小数で行っています。
2025/4/28
1. 問題の内容
筆算 の計算結果が となっているが、「なぜ余りではないのか」という疑問に対する説明を求める問題です。画像の筆算では、除算を小数で行っています。
2. 解き方の手順
画像にある筆算は、をで割った結果がになることを示しています。
この問題は、なぜ「1余り9」にならないのかを理解する必要があります。
まず、通常の割り算(整数での割り算)でをで割る場合を考えます。
はより小さいので、商はとなり、余りはになります。
次に、筆算で行われている小数での割り算について考えます。
筆算では、を倍してとし、も倍してとして計算を進めています。
余り です。ここまでは、「1余り9」という考え方ができます。
しかし、 の筆算では、とをそれぞれ倍してとにして計算を行いますが、そのまま余りを計算するのではなく、さらに計算を続けています。
つまり、余りの に を補い、を計算しています。
このは小数点以下の桁に対応します。
そのため、小数での割り算では、「余り」という概念で計算を進めるのではなく、商を小数点以下まで求めることで、割り切れるまで計算するか、ある程度の桁数で計算を打ち切るのが一般的です。
3. 最終的な答え
をで割る計算は、を整数にするために倍し、も倍してで計算しています。
余り となりますが、筆算では余りのにを補って計算を続けています。
これは、小数での割り算では、商を小数点以下まで求めて、余りをに近づける(またはある桁数で打ち切る)という考え方をするためです。したがって、「1余り9」という考え方は、小数での割り算の文脈では一般的ではありません。