ある高さから初速度 $5.0 \text{ m/s}$ で鉛直下向きに小球を投げたところ、$2.0 \text{ 秒}$ 後に地面に達した。小球を投げた点の高さと、地面に達する直前の小球の速さを求める。重力加速度の大きさは $9.8 \text{ m/s}^2$ とする。

応用数学物理力学等加速度運動公式
2025/4/29

1. 問題の内容

ある高さから初速度 5.0 m/s5.0 \text{ m/s} で鉛直下向きに小球を投げたところ、2.0 秒2.0 \text{ 秒} 後に地面に達した。小球を投げた点の高さと、地面に達する直前の小球の速さを求める。重力加速度の大きさは 9.8 m/s29.8 \text{ m/s}^2 とする。

2. 解き方の手順

まず、地面に達する直前の小球の速さを求める。
初速度を v0v_0, 加速度を aa, 時間を tt とすると、等加速度運動の公式より、速度 vv
v=v0+atv = v_0 + at
で求められる。
これに、v0=5.0 m/sv_0 = 5.0 \text{ m/s}, a=9.8 m/s2a = 9.8 \text{ m/s}^2, t=2.0 st = 2.0 \text{ s} を代入すると、
v=5.0+9.8×2.0=5.0+19.6=24.6 m/sv = 5.0 + 9.8 \times 2.0 = 5.0 + 19.6 = 24.6 \text{ m/s}
次に、小球を投げた点の高さを求める。
初速度を v0v_0, 加速度を aa, 時間を tt とすると、変位 xx
x=v0t+12at2x = v_0t + \frac{1}{2}at^2
で求められる。
これに、v0=5.0 m/sv_0 = 5.0 \text{ m/s}, a=9.8 m/s2a = 9.8 \text{ m/s}^2, t=2.0 st = 2.0 \text{ s} を代入すると、
x=5.0×2.0+12×9.8×(2.0)2=10.0+4.9×4.0=10.0+19.6=29.6 mx = 5.0 \times 2.0 + \frac{1}{2} \times 9.8 \times (2.0)^2 = 10.0 + 4.9 \times 4.0 = 10.0 + 19.6 = 29.6 \text{ m}

3. 最終的な答え

地面に達する直前の小球の速さ: 24.6 m/s24.6 \text{ m/s}
小球を投げた点の高さ: 29.6 m29.6 \text{ m}

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