(3) ある波について、グラフから振幅$A$、波長$\lambda$を読み取り、与えられた情報から波の速さ$v$、振動数$f$、周期$T$を求めます。 (4) ある波について、グラフから振幅$A$、周期$T$を読み取り、与えられた波の速さから振動数$f$、波長$\lambda$を求めます。

応用数学物理振幅波長速度振動数周期
2025/4/29

1. 問題の内容

(3) ある波について、グラフから振幅AA、波長λ\lambdaを読み取り、与えられた情報から波の速さvv、振動数ff、周期TTを求めます。
(4) ある波について、グラフから振幅AA、周期TTを読み取り、与えられた波の速さから振動数ff、波長λ\lambdaを求めます。

2. 解き方の手順

(3)
(a) 振幅AAは波の最大変位なので、グラフよりA=8.0mA = 8.0 mです。
(b) 波長λ\lambdaは波の1周期分の長さなので、グラフよりλ=4.0m\lambda = 4.0 mです。
(c) 波の速さvvは、波長をλ\lambda、周期をTTとすると、v=λ/Tv = \lambda / Tで表されます。ここでは、波が1.5秒後に3.0m進んでいることから、波の速さはv=3.0m/1.5s=2.0m/sv = 3.0 m / 1.5 s = 2.0 m/sとなります。
(d) 振動数ffは周期の逆数なので、f=1/Tf = 1 / Tです。また、波の速さvvと波長λ\lambdaを用いて、v=fλv = f \lambdaとも表せます。これより、f=v/λ=2.0m/s/4.0m=0.5Hzf = v / \lambda = 2.0 m/s / 4.0 m = 0.5 Hzとなります。
(e) 周期TTは振動数ffの逆数なので、T=1/f=1/0.5Hz=2.0sT = 1 / f = 1 / 0.5 Hz = 2.0 sとなります。
(4)
(a) 振幅AAは波の最大変位なので、グラフよりA=3.5mA = 3.5 mです。
(b) 周期TTは波が1周期するのにかかる時間なので、グラフよりT=4.0sT = 4.0 sです。
(c) 振動数ffは周期TTの逆数なので、f=1/T=1/4.0s=0.25Hzf = 1 / T = 1 / 4.0 s = 0.25 Hzとなります。
(d) 波の速さvvと振動数ffを用いて、v=fλv = f \lambdaと表せるので、波長λ\lambdaλ=v/f=1.5m/s/0.25Hz=6.0m\lambda = v / f = 1.5 m/s / 0.25 Hz = 6.0 mとなります。

3. 最終的な答え

(3)
(a) 振幅 A: 8.0 m
(b) 波長 λ: 4.0 m
(c) 波の速さ v: 2.0 m/s
(d) 振動数 f: 0.5 Hz
(e) 周期 T: 2.0 s
(4)
(a) 振幅 A: 3.5 m
(b) 周期 T: 4.0 s
(c) 振動数 f: 0.25 Hz
(d) 波長 λ: 6.0 m

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