2つの放物線 $y = x^2 - x + 5$ と $y = -x^2 + 3x + 5$ によって囲まれる部分の面積 $S$ を求める問題です。 まず、$S$ を求めるための定積分を選択肢の中から選び、その積分を実行して $S$ の値を求めます。

解析学積分面積放物線定積分
2025/3/20

1. 問題の内容

2つの放物線 y=x2x+5y = x^2 - x + 5y=x2+3x+5y = -x^2 + 3x + 5 によって囲まれる部分の面積 SS を求める問題です。
まず、SS を求めるための定積分を選択肢の中から選び、その積分を実行して SS の値を求めます。

2. 解き方の手順

ステップ1: 2つの放物線の交点を求めます。
x2x+5=x2+3x+5x^2 - x + 5 = -x^2 + 3x + 5 を解きます。
2x24x=02x^2 - 4x = 0
2x(x2)=02x(x - 2) = 0
よって、x=0,2x = 0, 2 が交点のx座標です。
ステップ2: 積分する関数を決定します。
x=0x = 0 から x=2x = 2 の区間で、y=x2+3x+5y = -x^2 + 3x + 5 の方が y=x2x+5y = x^2 - x + 5 よりも上にあるので、積分する関数は (x2+3x+5)(x2x+5)=2x2+4x(-x^2 + 3x + 5) - (x^2 - x + 5) = -2x^2 + 4x となります。
したがって、S=02(2x2+4x)dxS = \int_{0}^{2} (-2x^2 + 4x) dx となります。これは選択肢の6にあたります。
ステップ3: 積分を計算します。
S=02(2x2+4x)dx=[23x3+2x2]02S = \int_{0}^{2} (-2x^2 + 4x) dx = \left[ -\frac{2}{3}x^3 + 2x^2 \right]_{0}^{2}
S=(23(2)3+2(2)2)(23(0)3+2(0)2)S = \left( -\frac{2}{3}(2)^3 + 2(2)^2 \right) - \left( -\frac{2}{3}(0)^3 + 2(0)^2 \right)
S=163+8=163+243=83S = -\frac{16}{3} + 8 = -\frac{16}{3} + \frac{24}{3} = \frac{8}{3}

3. 最終的な答え

ス: 6
セ: 8
ソ: 3
S=83S = \frac{8}{3}

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