まず、与えられた不等式が表す領域を考える。
x2+y2≤4 は、原点を中心とする半径2の円の内部(境界を含む)を表す。 y≥0 は、x軸より上側の領域(x軸を含む)を表す。 したがって、これらの不等式を同時に満たす領域は、半径2の半円の内部(境界を含む)となる。
次に、2x+y=k とおく。これは傾きが-2の直線を表す。 y=−2x+k と変形すると、この直線が半円の領域と共有点を持つような k の最大値と最小値を求める問題となる。 半円は x2+y2=4 かつ y≥0。 y=−2x+k を x2+y2=4 に代入すると、 x2+(−2x+k)2=4 x2+4x2−4kx+k2=4 5x2−4kx+k2−4=0 このxに関する二次方程式が実数解を持つ条件を考える。判別式をDとすると、 D/4=(−2k)2−5(k2−4)=4k2−5k2+20=−k2+20≥0 −20≤k≤20 −25≤k≤25 kが最大値をとるとき、半円と直線が接する。このとき、y≥0なので、y=−2x+25。 kが最小値をとるとき、x=−2,y=0 で、半円と直線が交わる。このとき、k=2x+y=2(−2)+0=−4。 しかし、y≥0の条件があるので、kの最小値は x=−2,y=0を通るとき、k=−4となる。 y=0 のとき、2x+y=2x=k なので、x=2 のとき、k=4。x=−2 のとき、k=−4。 kの最大値は、x=545, y=525 のとき、2x+y=585+525=25。 x2+y2=4,y=0のとき、x=±2. x=2のとき、k=2(2)+0=4. x=−2のとき、k=2(−2)+0=−4. x=0,y=2のとき、k=2. x=545, y=525 のとき、2x+y=5105=25≈4.47. x=2,y=0のとき最大値、k=4. x=−2,y=0のとき最小値、k=−4.