与えられた2次関数について、頂点の座標、軸の方程式、y軸との交点の座標を求める問題です。具体的には以下の3つの関数について解く必要があります。 (3) $y = -x^2 + 4x - 2$ (4) $y = 3x^2 + 5x + 4$ (5) $y = \frac{1}{2}x^2 + 4x - 2$

代数学二次関数頂点平方完成グラフ
2025/5/15

1. 問題の内容

与えられた2次関数について、頂点の座標、軸の方程式、y軸との交点の座標を求める問題です。具体的には以下の3つの関数について解く必要があります。
(3) y=x2+4x2y = -x^2 + 4x - 2
(4) y=3x2+5x+4y = 3x^2 + 5x + 4
(5) y=12x2+4x2y = \frac{1}{2}x^2 + 4x - 2

2. 解き方の手順

一般に、2次関数 y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c (ただし、a0a \neq 0) に対して、以下の手順で解きます。
(1) 平方完成を行い、関数の式を y=a(xp)2+qy = a(x-p)^2 + q の形に変形します。
(2) 頂点の座標は (p,q)(p, q) となります。
(3) 軸の方程式は x=px = p となります。
(4) y軸との交点の座標は、元の関数に x=0x=0 を代入して得られます。
(3) y=x2+4x2y = -x^2 + 4x - 2
y=(x24x)2=(x24x+44)2=(x2)2+42=(x2)2+2y = -(x^2 - 4x) - 2 = -(x^2 - 4x + 4 - 4) - 2 = -(x-2)^2 + 4 - 2 = -(x-2)^2 + 2
頂点の座標: (2,2)(2, 2)
軸の方程式: x=2x = 2
y軸との交点: x=0x=0 を代入すると y=02+4(0)2=2y = -0^2 + 4(0) - 2 = -2。よって、座標は (0,2)(0, -2).
(4) y=3x2+5x+4y = 3x^2 + 5x + 4
y=3(x2+53x)+4=3(x2+53x+(56)2(56)2)+4=3(x+56)23(2536)+4=3(x+56)22512+4812=3(x+56)2+2312y = 3(x^2 + \frac{5}{3}x) + 4 = 3(x^2 + \frac{5}{3}x + (\frac{5}{6})^2 - (\frac{5}{6})^2) + 4 = 3(x + \frac{5}{6})^2 - 3(\frac{25}{36}) + 4 = 3(x + \frac{5}{6})^2 - \frac{25}{12} + \frac{48}{12} = 3(x + \frac{5}{6})^2 + \frac{23}{12}
頂点の座標: (56,2312)(-\frac{5}{6}, \frac{23}{12})
軸の方程式: x=56x = -\frac{5}{6}
y軸との交点: x=0x=0 を代入すると y=3(0)2+5(0)+4=4y = 3(0)^2 + 5(0) + 4 = 4。よって、座標は (0,4)(0, 4).
(5) y=12x2+4x2y = \frac{1}{2}x^2 + 4x - 2
y=12(x2+8x)2=12(x2+8x+1616)2=12(x+4)282=12(x+4)210y = \frac{1}{2}(x^2 + 8x) - 2 = \frac{1}{2}(x^2 + 8x + 16 - 16) - 2 = \frac{1}{2}(x+4)^2 - 8 - 2 = \frac{1}{2}(x+4)^2 - 10
頂点の座標: (4,10)(-4, -10)
軸の方程式: x=4x = -4
y軸との交点: x=0x=0 を代入すると y=12(0)2+4(0)2=2y = \frac{1}{2}(0)^2 + 4(0) - 2 = -2。よって、座標は (0,2)(0, -2).

3. 最終的な答え

(3)
頂点の座標: (2,2)(2, 2)
軸の方程式: x=2x = 2
y軸との交点の座標: (0,2)(0, -2)
(4)
頂点の座標: (56,2312)(-\frac{5}{6}, \frac{23}{12})
軸の方程式: x=56x = -\frac{5}{6}
y軸との交点の座標: (0,4)(0, 4)
(5)
頂点の座標: (4,10)(-4, -10)
軸の方程式: x=4x = -4
y軸との交点の座標: (0,2)(0, -2)

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