一般項 $a_n = 3n - 5$ で表される等差数列 $\{a_n\}$ がある。数列 $\{a_n\}$ の項を初項から1つおきにとってできる数列 $a_1, a_3, a_5, \dots$ を $\{b_n\}$ とする。このとき、数列 $\{b_n\}$ が等差数列であることを示し、数列 $\{b_n\}$ の初項と公差を求めよ。

代数学数列等差数列一般項公差初項
2025/5/16

1. 問題の内容

一般項 an=3n5a_n = 3n - 5 で表される等差数列 {an}\{a_n\} がある。数列 {an}\{a_n\} の項を初項から1つおきにとってできる数列 a1,a3,a5,a_1, a_3, a_5, \dots{bn}\{b_n\} とする。このとき、数列 {bn}\{b_n\} が等差数列であることを示し、数列 {bn}\{b_n\} の初項と公差を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、数列 {bn}\{b_n\} の一般項を求める。
bn=a2n1b_n = a_{2n-1} であるから、
bn=3(2n1)5b_n = 3(2n-1) - 5
bn=6n35b_n = 6n - 3 - 5
bn=6n8b_n = 6n - 8
数列 {bn}\{b_n\} が等差数列であることを示すためには、bn+1bnb_{n+1} - b_n が一定であることを示せばよい。
bn+1=6(n+1)8=6n+68=6n2b_{n+1} = 6(n+1) - 8 = 6n + 6 - 8 = 6n - 2
bn+1bn=(6n2)(6n8)=6n26n+8=6b_{n+1} - b_n = (6n - 2) - (6n - 8) = 6n - 2 - 6n + 8 = 6
bn+1bnb_{n+1} - b_n は定数であるので、数列 {bn}\{b_n\} は等差数列である。
その公差は 66 である。
数列 {bn}\{b_n\} の初項は、b1=6(1)8=68=2b_1 = 6(1) - 8 = 6 - 8 = -2 である。

3. 最終的な答え

数列 {bn}\{b_n\} は等差数列であり、初項は 2-2、公差は 66 である。

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