絶対値の不等式を解くには、絶対値の中身が正の場合と負の場合に分けて考えます。
(1) x+3≥0 の場合、つまり x≥−3 の場合: ∣x+3∣=x+3 となるので、不等式は x+3≥2 となります。 これを解くと x≥−1 となります。 x≥−3 と x≥−1 の共通範囲は x≥−1 です。 (2) x+3<0 の場合、つまり x<−3 の場合: ∣x+3∣=−(x+3) となるので、不等式は −(x+3)≥2 となります。 これを解くと −x−3≥2 となり、 −x≥5、したがって x≤−5 となります。 x<−3 と x≤−5 の共通範囲は x≤−5 です。 (1)と(2)の結果を合わせると、x≤−5 または x≥−1 となります。 選択肢を見ると、(1) は x≤−5,−1≤x なので正しいです。