3つの商店P, Q, Rにおける商品の販売価格について、以下の情報が与えられています。 * 販売価格はP > Q > Rの順である。 * 3つの商店の販売価格の平均は282円である。 * 商店Pと商店Rの販売価格の差は20円である。 商店Rの販売価格の最小値を求める問題です。

算数平均不等式整数
2025/5/17

1. 問題の内容

3つの商店P, Q, Rにおける商品の販売価格について、以下の情報が与えられています。
* 販売価格はP > Q > Rの順である。
* 3つの商店の販売価格の平均は282円である。
* 商店Pと商店Rの販売価格の差は20円である。
商店Rの販売価格の最小値を求める問題です。

2. 解き方の手順

商店P, Q, Rの販売価格をそれぞれp,q,rp, q, rとおきます。
与えられた条件は以下の通りです。

1. $p > q > r$

2. $\frac{p + q + r}{3} = 282$

3. $p - r = 20$

条件2から、
p+q+r=3×282=846p + q + r = 3 \times 282 = 846
条件3から、p=r+20p = r + 20を上記に代入します。
(r+20)+q+r=846(r + 20) + q + r = 846
2r+q=8262r + q = 826
q=8262rq = 826 - 2r
ここで、p>q>rp > q > rという条件から、
r+20>8262r>rr + 20 > 826 - 2r > r
まず、r+20>8262rr + 20 > 826 - 2rという条件から、
3r>8063r > 806
r>8063268.67r > \frac{806}{3} \approx 268.67
次に、8262r>r826 - 2r > rという条件から、
826>3r826 > 3r
r<8263275.33r < \frac{826}{3} \approx 275.33
したがって、268.67<r<275.33268.67 < r < 275.33となります。
p,q,rp, q, rは整数である必要があるため、上記を満たす最小の整数rrを求める必要があります。
また、q=8262rq=826 - 2rも整数であり、qqが最も小さくなるrrを探す必要があります。
rrが最も小さいとき、qqは最大になる。
p=r+20p = r + 20q=8262rq = 826 - 2r
p>q>rp > q > r
r+20>8262r>rr + 20 > 826 - 2r > r
r+20>8262rr + 20 > 826 - 2rより、3r>8063r > 806rrは整数なので、r269r \geq 269
8262r>r826 - 2r > rより、826>3r826 > 3rr<8263275.33r < \frac{826}{3} \approx 275.33rrは整数なので、r275r \leq 275
269r275269 \le r \le 275
rrが最小となるのは、qqr+1r+1のときである。
8262r=r+1826-2r = r+1
3r=8253r=825
r=275r=275
このとき、p=r+20=295p=r+20=295q=8262(275)=276q=826-2(275)=276r=275r=275となり、p>q>rp>q>rを満たす。
rrが274の場合、q=8262(274)=278>r+201=274+201=293q = 826-2(274) = 278 > r+20-1=274+20-1 = 293, これは矛盾する。
平均は (275+276+295)/3=846/3=282 (275 + 276 + 295) / 3 = 846/3 = 282 であり、題意を満たす。

3. 最終的な答え

275

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