2次方程式 $x^2 - 6x + m = 0$ の2つの解について、以下の条件を満たすとき、定数 $m$ の値と2つの解を求めます。 (1) 1つの解が他の解の2倍である。 (3) 2つの解の差が4である。

代数学二次方程式解と係数の関係解の条件
2025/5/18

1. 問題の内容

2次方程式 x26x+m=0x^2 - 6x + m = 0 の2つの解について、以下の条件を満たすとき、定数 mm の値と2つの解を求めます。
(1) 1つの解が他の解の2倍である。
(3) 2つの解の差が4である。

2. 解き方の手順

(1) 1つの解が他の解の2倍であるとき
2つの解を α,2α\alpha, 2\alpha とおきます。
解と係数の関係より、
α+2α=6\alpha + 2\alpha = 6
α2α=m\alpha \cdot 2\alpha = m
これらの式を解きます。
まず、α+2α=6\alpha + 2\alpha = 6 より、
3α=63\alpha = 6
α=2\alpha = 2
したがって、2つの解は 2222=42\cdot 2 = 4 です。
また、m=α2α=2α2m = \alpha \cdot 2\alpha = 2\alpha^2 なので、
m=2(2)2=24=8m = 2(2)^2 = 2 \cdot 4 = 8
(3) 2つの解の差が4であるとき
2つの解を α,α+4\alpha, \alpha + 4 とおきます。
解と係数の関係より、
α+(α+4)=6\alpha + (\alpha + 4) = 6
α(α+4)=m\alpha(\alpha + 4) = m
これらの式を解きます。
まず、α+(α+4)=6\alpha + (\alpha + 4) = 6 より、
2α+4=62\alpha + 4 = 6
2α=22\alpha = 2
α=1\alpha = 1
したがって、2つの解は 111+4=51 + 4 = 5 です。
また、m=α(α+4)m = \alpha(\alpha + 4) なので、
m=1(1+4)=15=5m = 1(1 + 4) = 1 \cdot 5 = 5

3. 最終的な答え

(1) m=8m = 8, 2つの解は 2,42, 4
(3) m=5m = 5, 2つの解は 1,51, 5

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