ある仕事を仕上げるのにAさんは12日間、Bさんは18日間、Cさんは24日間かかる。この仕事を、1日目はAさんとBさん、2日目はBさんとCさん、3日目はCさんとAさんがそれぞれ行う。4日目以降はこのローテーションを繰り返すとすると、始めてから何日目に終わるか。

算数仕事算割合分数
2025/5/19

1. 問題の内容

ある仕事を仕上げるのにAさんは12日間、Bさんは18日間、Cさんは24日間かかる。この仕事を、1日目はAさんとBさん、2日目はBさんとCさん、3日目はCさんとAさんがそれぞれ行う。4日目以降はこのローテーションを繰り返すとすると、始めてから何日目に終わるか。

2. 解き方の手順

まず、全体の仕事量を1とする。
次に、A, B, Cが1日にできる仕事量を計算する。
A: 112\frac{1}{12}
B: 118\frac{1}{18}
C: 124\frac{1}{24}
1日目: AとBが仕事をするので、1日にできる仕事量は 112+118=336+236=536\frac{1}{12} + \frac{1}{18} = \frac{3}{36} + \frac{2}{36} = \frac{5}{36}
2日目: BとCが仕事をするので、1日にできる仕事量は 118+124=472+372=772\frac{1}{18} + \frac{1}{24} = \frac{4}{72} + \frac{3}{72} = \frac{7}{72}
3日目: CとAが仕事をするので、1日にできる仕事量は 124+112=124+224=324=18\frac{1}{24} + \frac{1}{12} = \frac{1}{24} + \frac{2}{24} = \frac{3}{24} = \frac{1}{8}
3日間でできる仕事量は 536+772+18=1072+772+972=2672=1336\frac{5}{36} + \frac{7}{72} + \frac{1}{8} = \frac{10}{72} + \frac{7}{72} + \frac{9}{72} = \frac{26}{72} = \frac{13}{36}
nn 回この3日間のローテーションを繰り返すと、1336n\frac{13}{36}n の仕事が終わる。
1336n1\frac{13}{36}n \leq 1 となる最大の整数 nn を求める。
n=36132.77n = \frac{36}{13} \approx 2.77 なので、n=2n = 2 となる。
2 * 3 = 6日間の仕事で 13362=2636=1318\frac{13}{36} * 2 = \frac{26}{36} = \frac{13}{18} の仕事が終わる。
残りの仕事量は 11318=5181 - \frac{13}{18} = \frac{5}{18}
7日目 (1日目と同じ): AとBが仕事をするので、できる仕事量は 536\frac{5}{36}
518536=1036536=536\frac{5}{18} - \frac{5}{36} = \frac{10}{36} - \frac{5}{36} = \frac{5}{36}
536\frac{5}{36} の仕事が残る。
8日目 (2日目と同じ): BとCが仕事をするので、できる仕事量は 772\frac{7}{72}
536=1072\frac{5}{36} = \frac{10}{72} なので、772\frac{7}{72} の仕事をするだけで終わる。
1072772=372=124\frac{10}{72} - \frac{7}{72} = \frac{3}{72} = \frac{1}{24}
8日目には仕事が終わらない。
しかし、問題文をよく読むと、AさんとBさんなどがそれぞれ行います。と書いてあるので、日を跨いでも良いと考えられる。
7日目にAとBは 536\frac{5}{36} 仕事をする。残りの仕事は 518=1036\frac{5}{18} = \frac{10}{36} なので、7日目に全て終わらない。
1036\frac{10}{36} の仕事をするのに必要な日数は 518/536=2\frac{5}{18} / \frac{5}{36} = 2 なので、7日目に仕事が終わるとすると、7日目に全てが終わることになる。
しかし、7日目にAとBが行う仕事量は 536\frac{5}{36} なので、518\frac{5}{18} の仕事は終わらない。
7日目にAとBが行い、8日目にBとCが行うとすると、BとCは一日で772\frac{7}{72} の仕事をする。
残りの仕事量は 536=1072\frac{5}{36} = \frac{10}{72} なので、BとCが 1072\frac{10}{72} の仕事をするのに必要な日数は 1072/772=1071.43\frac{10}{72} / \frac{7}{72} = \frac{10}{7} \approx 1.43日となる。
したがって、合計日数は 6 + 1 + 1.43 = 8.43日。これはありえない。
仕事が終わるまでに必要な日数を xx とすると、
3日間のローテーションを繰り返すと、1336\frac{13}{36}の仕事が終わるので、
3n3n 日後には 13n36\frac{13n}{36} の仕事が終わる。
n=2n=2 とすると、6日後には 2636\frac{26}{36} の仕事が終わる。残りは 1036\frac{10}{36}
7日目にはAとBが仕事をするので、536\frac{5}{36} の仕事が終わる。残りは 536\frac{5}{36}
8日目にはBとCが仕事をするので、772\frac{7}{72} の仕事が終わる。772>536=1072\frac{7}{72} > \frac{5}{36} = \frac{10}{72} なので、8日目に仕事が終わる。
536\frac{5}{36} の仕事をするのに必要な日数は 536/772=536727=107\frac{5}{36} / \frac{7}{72} = \frac{5}{36} * \frac{72}{7} = \frac{10}{7} 日。
したがって、8日目ではなく、6 + 1 + 107\frac{10}{7} = 7 + 107\frac{10}{7} = 5978.43\frac{59}{7} \approx 8.43 日で終わる。
3. 最終的な答え
8日目

「算数」の関連問題

17の平方根を求める問題です。「ア」と「イ」に当てはまる値を答える必要があります。

平方根ルート計算
2025/5/19

問題は、次の式を工夫して計算しなさいというものです。 $103 \times 97 = ?$

計算乗算工夫公式
2025/5/19

0, 1, 2, 3, 4, 5 の6個の数字から異なる3個の数字を使ってできる3桁の偶数は全部で何通りあるかを求める問題です。

順列場合の数偶数3桁の数
2025/5/19

ある水槽にA管で水を入れると20分で満水になる。満水になった後、A管を閉じてB管で水を抜くと15分で空になる。満水の状態でA管とB管を同時に開くと、水槽が空になるまで何分かかるかを求める。

割合文章問題水槽
2025/5/19

問題1:Aが1人で仕事をすると10日、Bが1人で仕事をすると15日かかる。AとBが協力して仕事をすると、何日で終えることができるか。 問題2:甲が1人で仕事をすると15日、乙が1人で仕事をすると10日...

仕事算割合文章問題
2025/5/19

15%の濃度の食塩水400gがある。この食塩水を10%の濃度にするためには、何gの水を加えればよいかを求める問題です。

濃度食塩水割合計算
2025/5/19

10人の生徒の単語テストの結果が与えられています。その結果は、5, 3, 6, 7, 8, 10, 4, 7, 8, 6 (点)です。このデータの範囲を求める問題です。

統計範囲データ分析
2025/5/19

生徒10人の試験結果が与えられています。その試験結果は、85, 80, 25, 0, 65, 55, 40, 55, 75, 70 (点)です。この時、生徒10人の試験結果の平均値を求める必要がありま...

平均算術
2025/5/19

あるクラスの20人の生徒の身長が与えられています。身長が165cm以上の生徒が全体の何パーセントかを求める問題です。

割合パーセントデータ分析
2025/5/19

$12x \div (-11)$ を計算し、その結果を $-\frac{\boxed{1}}{\boxed{2}}x$ の形で表すときの、$\boxed{1}$ と $\boxed{2}$ に当てはま...

分数計算算術
2025/5/19