まず、500円硬貨と100円硬貨について、それぞれ表が出る確率と裏が出る確率を考えます。
硬貨を投げたとき、表が出る確率も裏が出る確率も 1/2 とします。 500円硬貨の表を H5 、裏を T5 とします。100円硬貨の表を H1 、裏を T1 とします。 Xを500円硬貨の金額、Yを100円硬貨の金額の合計とすると、金額の合計Z = X + Yとなります。
Xの期待値 E(X) と分散 V(X) を計算します。 E(X)=500⋅P(H5)+0⋅P(T5)=500⋅21+0⋅21=250 V(X)=E(X2)−(E(X))2 E(X2)=5002⋅P(H5)+02⋅P(T5)=250000⋅21+0=125000 V(X)=125000−2502=125000−62500=62500 Yの期待値 E(Y) と分散 V(Y) を計算します。 Yは100円硬貨3枚の金額の合計なので、それぞれの硬貨の期待値と分散を計算し、それらを合計します。
1枚の100円硬貨の期待値 e と分散 v は、 e=100⋅P(H1)+0⋅P(T1)=100⋅21+0⋅21=50 E(1002)=1002⋅P(H1)+02⋅P(T1)=10000⋅21=5000 v=E(1002)−(E(100))2=5000−502=5000−2500=2500 3枚の100円硬貨の期待値の合計は E(Y)=3e=3⋅50=150 3枚の100円硬貨の分散の合計は V(Y)=3v=3⋅2500=7500 金額の合計Z = X + Yなので、
E(Z)=E(X)+E(Y)=250+150=400 V(Z)=V(X)+V(Y)=62500+7500=70000