まず、和の各項の分母を有理化します。つまり、k+k+11 に k−k+1k−k+1 を掛けます。 k+k+11=k+k+11⋅k−k+1k−k+1=k−(k+1)k−k+1=−1k−k+1=k+1−k したがって、与えられた和は次のように書き換えられます。
∑k=1nk+k+11=∑k=1n(k+1−k) この和は望遠鏡和(telescoping sum)です。つまり、隣り合う項同士が打ち消し合うようにできています。
具体的に書き下すと、次のようになります。
∑k=1n(k+1−k)=(2−1)+(3−2)+(4−3)+⋯+(n+1−n) この和では、2,3,…,nが打ち消し合い、残るのは−1とn+1だけです。 したがって、
∑k=1n(k+1−k)=n+1−1=n+1−1