1から200までの整数について、以下の個数を求める問題です。 (1) 3, 5, 8の少なくとも1つで割り切れる数の個数 (2) 3でも5でも8でも割り切れない数の個数 (3) 3または5で割り切れるが、8で割り切れない数の個数

算数約数倍数包除原理集合
2025/5/27

1. 問題の内容

1から200までの整数について、以下の個数を求める問題です。
(1) 3, 5, 8の少なくとも1つで割り切れる数の個数
(2) 3でも5でも8でも割り切れない数の個数
(3) 3または5で割り切れるが、8で割り切れない数の個数

2. 解き方の手順

(1) 3, 5, 8の少なくとも1つで割り切れる数の個数
* 3で割り切れる数の個数: A=2003=66A = \lfloor \frac{200}{3} \rfloor = 66
* 5で割り切れる数の個数: B=2005=40B = \lfloor \frac{200}{5} \rfloor = 40
* 8で割り切れる数の個数: C=2008=25C = \lfloor \frac{200}{8} \rfloor = 25
* 15で割り切れる数の個数: AB=20015=13A \cap B = \lfloor \frac{200}{15} \rfloor = 13
* 24で割り切れる数の個数: AC=20024=8A \cap C = \lfloor \frac{200}{24} \rfloor = 8
* 40で割り切れる数の個数: BC=20040=5B \cap C = \lfloor \frac{200}{40} \rfloor = 5
* 120で割り切れる数の個数: ABC=200120=1A \cap B \cap C = \lfloor \frac{200}{120} \rfloor = 1
包除原理より、
ABC=A+B+C(AB)(AC)(BC)+(ABC)=66+40+251385+1=106A \cup B \cup C = A + B + C - (A \cap B) - (A \cap C) - (B \cap C) + (A \cap B \cap C) = 66 + 40 + 25 - 13 - 8 - 5 + 1 = 106
(2) 3でも5でも8でも割り切れない数の個数
全体の数から、(1)で求めた3, 5, 8の少なくとも1つで割り切れる数の個数を引けばよい。
200106=94200 - 106 = 94
(3) 3または5で割り切れるが、8で割り切れない数の個数
* 3で割り切れる数の個数: A=66A = 66
* 5で割り切れる数の個数: B=40B = 40
* 15で割り切れる数の個数: AB=13A \cap B = 13
3または5で割り切れる数の個数: AB=A+B(AB)=66+4013=93A \cup B = A + B - (A \cap B) = 66 + 40 - 13 = 93
* 3かつ8で割り切れる数の個数: AC=20024=8A \cap C = \lfloor \frac{200}{24} \rfloor = 8
* 5かつ8で割り切れる数の個数: BC=20040=5B \cap C = \lfloor \frac{200}{40} \rfloor = 5
* 3かつ5かつ8で割り切れる数の個数: ABC=200120=1A \cap B \cap C = \lfloor \frac{200}{120} \rfloor = 1
3または5で割り切れ、かつ8で割り切れる数の個数: (AB)C=(AC)(BC)=(AC)+(BC)(ABC)=8+51=12(A \cup B) \cap C = (A \cap C) \cup (B \cap C) = (A \cap C) + (B \cap C) - (A \cap B \cap C) = 8 + 5 - 1 = 12
3または5で割り切れるが、8で割り切れない数の個数: (AB)((AB)C)=9312=81(A \cup B) - ((A \cup B) \cap C) = 93 - 12 = 81

3. 最終的な答え

(1) 106個
(2) 94個
(3) 81個

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