与えられた問題は集合と約数に関する2つの小問を含む。 (5)では、全体集合$U$と部分集合$A, B, C$が与えられており、$A \cap B$と$(A \cup B) \cap C$を求める。 (6)では、$2^3 \cdot 3^5$の正の約数の個数を求め、さらに$2^a \cdot 3^b \cdot 5^c \cdot 7^d$の正の約数の個数が210個になるような自然数$a, b, c, d$の組の総数を求める。

算数集合約数素数集合の演算約数の個数
2025/5/29

1. 問題の内容

与えられた問題は集合と約数に関する2つの小問を含む。
(5)では、全体集合UUと部分集合A,B,CA, B, Cが与えられており、ABA \cap B(AB)C(A \cup B) \cap Cを求める。
(6)では、23352^3 \cdot 3^5の正の約数の個数を求め、さらに2a3b5c7d2^a \cdot 3^b \cdot 5^c \cdot 7^dの正の約数の個数が210個になるような自然数a,b,c,da, b, c, dの組の総数を求める。

2. 解き方の手順

(5)
ABA \cap Bは、集合AAと集合BBの両方に含まれる要素の集合である。A={1,2,3,4,6,8}A = \{1, 2, 3, 4, 6, 8\}B={3,4,5,6}B = \{3, 4, 5, 6\}なので、AB={3,4,6}A \cap B = \{3, 4, 6\}
(AB)C(A \cup B) \cap Cを求める。まず、ABA \cup Bは、集合AAまたは集合BBに含まれる要素の集合である。AB={1,2,3,4,5,6,8}A \cup B = \{1, 2, 3, 4, 5, 6, 8\}CCは1桁の素数の集合なので、C={2,3,5,7}C = \{2, 3, 5, 7\}。したがって、(AB)C={2,3,5}(A \cup B) \cap C = \{2, 3, 5\}
(6)
23352^3 \cdot 3^5の正の約数の個数は、指数のそれぞれに1を加えて掛け合わせたものである。つまり、(3+1)(5+1)=46=24(3+1)(5+1) = 4 \cdot 6 = 24
2a3b5c7d2^a \cdot 3^b \cdot 5^c \cdot 7^dの正の約数の個数は(a+1)(b+1)(c+1)(d+1)(a+1)(b+1)(c+1)(d+1)で表される。これが210に等しいので、(a+1)(b+1)(c+1)(d+1)=210(a+1)(b+1)(c+1)(d+1) = 210
210を素因数分解すると、210=2357210 = 2 \cdot 3 \cdot 5 \cdot 7
(a+1),(b+1),(c+1),(d+1)(a+1), (b+1), (c+1), (d+1)は2, 3, 5, 7のいずれかである。
a+1,b+1,c+1,d+1a+1, b+1, c+1, d+1はそれぞれ2, 3, 5, 7のどれかになるので、a,b,c,da, b, c, dはそれぞれ1, 2, 4, 6のどれかになる。
これらの組み合わせの個数は、2, 3, 5, 7の並び替えの数に等しいので、4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24個。

3. 最終的な答え

(5)
AB={3,4,6}A \cap B = \{3, 4, 6\}
(AB)C={2,3,5}(A \cup B) \cap C = \{2, 3, 5\}
(6)
① 24
② 24

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