横断歩道の長さは22mで、青信号の残り時間は4目盛り、つまり $4 \times 5 = 20$ 秒です。Dさんが5秒で歩く距離は平均6m、標準偏差0.5mの正規分布に従います。Dさんが20秒以内に横断歩道を渡り切れる確率を求める問題です。

確率論・統計学確率正規分布標準偏差期待値確率計算
2025/3/26

1. 問題の内容

横断歩道の長さは22mで、青信号の残り時間は4目盛り、つまり 4×5=204 \times 5 = 20 秒です。Dさんが5秒で歩く距離は平均6m、標準偏差0.5mの正規分布に従います。Dさんが20秒以内に横断歩道を渡り切れる確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、Dさんが20秒間に歩く距離の平均と標準偏差を計算します。
Dさんが5秒で歩く距離の平均は6m、標準偏差は0.5mなので、20秒で歩く距離の平均は、
6×205=6×4=246 \times \frac{20}{5} = 6 \times 4 = 24 m。
Dさんが5秒で歩く距離の分散は 0.52=0.250.5^2 = 0.25 です。20秒で歩く距離の分散は、
0.25×205=0.25×4=10.25 \times \frac{20}{5} = 0.25 \times 4 = 1
したがって、20秒で歩く距離の標準偏差は 1=1\sqrt{1} = 1 mです。
Dさんが20秒で歩く距離を XX とすると、XX は平均24m、標準偏差1mの正規分布に従います。
横断歩道の長さは22mなので、Dさんが20秒以内に横断歩道を渡り切れる確率は、X>22X > 22 となる確率です。
Z=Xμσ=22241=2Z = \frac{X - \mu}{\sigma} = \frac{22 - 24}{1} = -2
したがって、Dさんが20秒以内に横断歩道を渡り切れる確率(X>22X > 22)は、Z>2Z > -2 となる確率です。これは、標準正規分布において、Z<2Z < 2 となる確率と同じです。
標準正規分布表または計算機を使用すると、Z<2Z < 2 となる確率は約0.9772となります。
選択肢の中で最も近いのは0.98です。

3. 最終的な答え

1 0.98

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