自動車が等加速度直線運動をする状況について、以下の3つの問いに答えます。 (1) 自動車が速さ7.0 m/sから15.0 m/sになるまでの5.0秒間の加速度の大きさを求めます。 (2) 加速している間に進んだ距離を求めます。 (3) その後、自動車が急ブレーキをかけ、一定の加速度で減速し、25m進んで停止したときの加速度の向きと大きさを求めます。

応用数学運動力学等加速度運動物理
2025/6/2

1. 問題の内容

自動車が等加速度直線運動をする状況について、以下の3つの問いに答えます。
(1) 自動車が速さ7.0 m/sから15.0 m/sになるまでの5.0秒間の加速度の大きさを求めます。
(2) 加速している間に進んだ距離を求めます。
(3) その後、自動車が急ブレーキをかけ、一定の加速度で減速し、25m進んで停止したときの加速度の向きと大きさを求めます。

2. 解き方の手順

(1) 加速度の大きさ
加速度 aa は、速度の変化を時間で割ったものです。
a=vv0ta = \frac{v - v_0}{t}
ここで、v0v_0 は初速度、vv は終速度、tt は時間です。
与えられた値から、v0=7.0 m/sv_0 = 7.0 \text{ m/s}v=15.0 m/sv = 15.0 \text{ m/s}t=5.0 st = 5.0 \text{ s} なので、
a=15.07.05.0=8.05.0=1.6 m/s2a = \frac{15.0 - 7.0}{5.0} = \frac{8.0}{5.0} = 1.6 \text{ m/s}^2
(2) 進んだ距離
等加速度運動における移動距離 xx は、以下の式で表されます。
x=v0t+12at2x = v_0 t + \frac{1}{2} a t^2
与えられた値から、v0=7.0 m/sv_0 = 7.0 \text{ m/s}t=5.0 st = 5.0 \text{ s}a=1.6 m/s2a = 1.6 \text{ m/s}^2 なので、
x=(7.0)(5.0)+12(1.6)(5.0)2=35+(0.8)(25)=35+20=55 mx = (7.0)(5.0) + \frac{1}{2} (1.6) (5.0)^2 = 35 + (0.8)(25) = 35 + 20 = 55 \text{ m}
別の解き方として、
v2v02=2axv^2 - v_0^2 = 2ax
x=v2v022a=152722(1.6)=225493.2=1763.2=55x = \frac{v^2 - v_0^2}{2a} = \frac{15^2 - 7^2}{2(1.6)} = \frac{225-49}{3.2} = \frac{176}{3.2} = 55 m
を利用することもできます。
(3) 減速時の加速度
自動車が停止するまでの距離 x=25 mx = 25 \text{ m}、初速度 v0=15.0 m/sv_0 = 15.0 \text{ m/s}、終速度 v=0 m/sv = 0 \text{ m/s} です。
等加速度運動の式 v2v02=2axv^2 - v_0^2 = 2ax を用います。
02(15.0)2=2a(25)0^2 - (15.0)^2 = 2 a (25)
225=50a-225 = 50 a
a=22550=4.5 m/s2a = \frac{-225}{50} = -4.5 \text{ m/s}^2
加速度は負の値なので、進行方向と逆向きです。つまり、加速度の向きは進行方向と逆向きで、大きさは 4.5 m/s24.5 \text{ m/s}^2 です。

3. 最終的な答え

(1) 加速度の大きさ: 1.6 m/s21.6 \text{ m/s}^2
(2) 進んだ距離: 55 m55 \text{ m}
(3) 加速度の向き: 進行方向と逆向き、加速度の大きさ: 4.5 m/s24.5 \text{ m/s}^2

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