逆正接関数 $\tan^{-1}(1)$ の値を求める問題です。

解析学逆正接関数三角関数角度
2025/6/3

1. 問題の内容

逆正接関数 tan1(1)\tan^{-1}(1) の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

逆正接関数 tan1(x)\tan^{-1}(x) は、tan(θ)=x\tan(\theta) = x を満たす角度 θ\theta を与えます。
したがって、tan1(1)\tan^{-1}(1) を求めるには、tan(θ)=1\tan(\theta) = 1 を満たす角度 θ\theta を探す必要があります。
tan(θ)=sin(θ)cos(θ)\tan(\theta) = \frac{\sin(\theta)}{\cos(\theta)} であることを思い出してください。tan(θ)=1\tan(\theta) = 1 となるためには、sin(θ)\sin(\theta)cos(θ)\cos(\theta) が等しくなければなりません。
既知の三角関数の値から、θ=π4\theta = \frac{\pi}{4} (45度) が sin(π4)=22\sin(\frac{\pi}{4}) = \frac{\sqrt{2}}{2} かつ cos(π4)=22\cos(\frac{\pi}{4}) = \frac{\sqrt{2}}{2} を満たすことを知っています。
したがって、tan(π4)=sin(π4)cos(π4)=2222=1\tan(\frac{\pi}{4}) = \frac{\sin(\frac{\pi}{4})}{\cos(\frac{\pi}{4})} = \frac{\frac{\sqrt{2}}{2}}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = 1 となります。
逆正接関数の値域は (π2,π2)(-\frac{\pi}{2}, \frac{\pi}{2}) であるため、π4\frac{\pi}{4} はこの範囲に含まれます。

3. 最終的な答え

tan1(1)=π4\tan^{-1}(1) = \frac{\pi}{4}

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