まず、4n2−11 を部分分数分解します。 4n2−1=(2n−1)(2n+1) なので、 4n2−11=2n−1A+2n+1B となる A と B を求めます。両辺に (2n−1)(2n+1) を掛けると、 1=A(2n+1)+B(2n−1) 1=(2A+2B)n+(A−B) この等式がすべての n について成り立つためには、 2A+2B=0 という連立方程式を解く必要があります。
最初の式から A=−B。これを2番目の式に代入すると、−B−B=1 より −2B=1 となり、B=−21。したがって、A=21。 したがって、
4n2−11=21(2n−11−2n+11) 次に、級数の部分和 SN を計算します。 SN=∑n=1N4n2−11=21∑n=1N(2n−11−2n+11) SN=21[(11−31)+(31−51)+(51−71)+⋯+(2N−11−2N+11)] この級数は望遠鏡級数なので、多くの項が相殺され、残るのは最初の項と最後の項だけです。
SN=21(1−2N+11) 最後に、級数の和を求めるために、N→∞ の極限を取ります。 ∑n=1∞4n2−11=limN→∞SN=limN→∞21(1−2N+11)=21(1−0)=21