関数 $y = -x^2 + 5x + 1$ において、$x$ の値が $a$ から $a+h$ まで変化するときの平均変化率を求める問題です。

解析学平均変化率二次関数微分
2025/3/27

1. 問題の内容

関数 y=x2+5x+1y = -x^2 + 5x + 1 において、xx の値が aa から a+ha+h まで変化するときの平均変化率を求める問題です。

2. 解き方の手順

平均変化率は yの変化量xの変化量\frac{yの変化量}{xの変化量} で計算されます。
ステップ1: x=ax = a のときの yy の値を計算します。
y(a)=a2+5a+1y(a) = -a^2 + 5a + 1
ステップ2: x=a+hx = a+h のときの yy の値を計算します。
y(a+h)=(a+h)2+5(a+h)+1y(a+h) = -(a+h)^2 + 5(a+h) + 1
y(a+h)=(a2+2ah+h2)+5a+5h+1y(a+h) = -(a^2 + 2ah + h^2) + 5a + 5h + 1
y(a+h)=a22ahh2+5a+5h+1y(a+h) = -a^2 - 2ah - h^2 + 5a + 5h + 1
ステップ3: yy の変化量を計算します。
y(a+h)y(a)=(a22ahh2+5a+5h+1)(a2+5a+1)y(a+h) - y(a) = (-a^2 - 2ah - h^2 + 5a + 5h + 1) - (-a^2 + 5a + 1)
y(a+h)y(a)=a22ahh2+5a+5h+1+a25a1y(a+h) - y(a) = -a^2 - 2ah - h^2 + 5a + 5h + 1 + a^2 - 5a - 1
y(a+h)y(a)=2ahh2+5hy(a+h) - y(a) = -2ah - h^2 + 5h
ステップ4: xx の変化量を計算します。
xx の変化量は (a+h)a=h(a+h) - a = h
ステップ5: 平均変化率を計算します。
平均変化率 =y(a+h)y(a)(a+h)a=2ahh2+5hh= \frac{y(a+h) - y(a)}{(a+h) - a} = \frac{-2ah - h^2 + 5h}{h}
平均変化率 =h(2ah+5)h= \frac{h(-2a - h + 5)}{h}
平均変化率 =2ah+5= -2a - h + 5

3. 最終的な答え

平均変化率は 2ah+5-2a - h + 5 です。

「解析学」の関連問題

関数 $y = (3x+1)\sin(2x)$ の微分を求めます。

微分三角関数積の微分合成関数
2025/5/15

$\cos(2\omega t)$ の項の係数 $a_2$ が $-\frac{2}{3}\pi$ になることを示す。

フーリエ級数フーリエ係数積分三角関数
2025/5/15

$\cos 3\omega t$ の項の係数 $a_3$ が 0 になることを、ヒントにある三角関数の公式を使って示す問題です。ヒントは、積和の公式の1つである $\sin \alpha \cos \...

フーリエ級数三角関数積分係数
2025/5/15

与えられた関数について、微分を計算する問題です。問題文に「公式3.1~3.4, 6.6を用いて」とありますが、これはおそらく教科書か何かの参照先を示していると思われます。ここでは、一般的な微分の公式を...

微分商の微分公式合成関数の微分三角関数
2025/5/15

## 1. 問題の内容

微分三角関数積の微分
2025/5/15

関数 $y = \frac{\tan 4x}{\sec 4x}$ を簡略化すること。

三角関数関数の簡略化tansecsin
2025/5/15

問題は、定義の条件を満たす関数 $f(x) = a^x$ が唯一であることを、指定された手順を用いて示すことです。具体的には、以下の性質が成り立つことを利用します。 a) 自然数 $n$ に対して $...

指数関数関数の性質証明
2025/5/15

与えられた関数 $y$ を $x$ で微分して、$y'$ を求める問題です。

微分合成関数の微分商の微分三角関数指数関数対数関数
2025/5/15

関数 $y = \sin^2(3x) \cdot \csc(3x)$ の微分 $dy/dx$ を求める問題です。

微分三角関数合成関数の微分
2025/5/15

以下の関数を微分する問題です。 (1) $y = (3x+1) \sin 2x$ (2) $y = \cos 6x \tan \frac{x}{2}$ (3) $y = \frac{\cos 4x}{...

微分三角関数合成関数積の微分商の微分
2025/5/15