長さ80mの電車が一定の速度で走っています。Aトンネルを通過するのに9秒、Bトンネルを通過するのに11.5秒かかります。Bトンネルの長さはAトンネルの1.5倍です。このとき、Bトンネルの長さと電車の速度を求めます。

算数旅人算方程式一次方程式速度距離時間
2025/3/9

1. 問題の内容

長さ80mの電車が一定の速度で走っています。Aトンネルを通過するのに9秒、Bトンネルを通過するのに11.5秒かかります。Bトンネルの長さはAトンネルの1.5倍です。このとき、Bトンネルの長さと電車の速度を求めます。

2. 解き方の手順

まず、Aトンネルの長さを xx (m)とします。すると、Bトンネルの長さは 1.5x1.5x (m)となります。
電車がトンネルを通過するのにかかる時間は、(トンネルの長さ + 電車の長さ) ÷ 電車の速度 で求められます。
電車の速度を vv (m/s)とすると、Aトンネル通過に関する式は次のようになります。
(x+80)/v=9(x + 80) / v = 9
Bトンネル通過に関する式は次のようになります。
(1.5x+80)/v=11.5(1.5x + 80) / v = 11.5
これらの式から xxvv を求めます。
まず、それぞれの式を vv について解きます。
v=(x+80)/9v = (x + 80) / 9
v=(1.5x+80)/11.5v = (1.5x + 80) / 11.5
vv は共通なので、次の式が得られます。
(x+80)/9=(1.5x+80)/11.5(x + 80) / 9 = (1.5x + 80) / 11.5
両辺に 9×11.5=103.59 \times 11.5 = 103.5 をかけて、分母を払います。
11.5(x+80)=9(1.5x+80)11.5(x + 80) = 9(1.5x + 80)
11.5x+920=13.5x+72011.5x + 920 = 13.5x + 720
2x=2002x = 200
x=100x = 100
Aトンネルの長さは100mです。
Bトンネルの長さは、1.5×100=1501.5 \times 100 = 150 mです。
次に、電車の速度 vv を求めます。v=(x+80)/9v = (x + 80) / 9x=100x = 100 を代入します。
v=(100+80)/9=180/9=20v = (100 + 80) / 9 = 180 / 9 = 20 (m/s)
速度をkm/hに変換します。
1 m/s = 3.6 km/hなので、
v=20×3.6=72v = 20 \times 3.6 = 72 (km/h)

3. 最終的な答え

Bトンネルの長さ: 150150 m
電車の速度: 7272 km/h

「算数」の関連問題

与えられた数式の値を計算します。数式は以下の通りです。 $\frac{9.8 \times 240 \times 1000}{0.80 \times 0.98}$

計算四則演算分数数値計算
2025/5/31

与えられた分数の計算を行います。分子は147000、分母は $9.8 \times 250 \times 0.8$ です。この分数の値を求めます。

分数計算四則演算
2025/5/31

歯数45の歯車Aと歯数60の歯車Bがかみ合って回転している。歯車Aが$x$回転する間に歯車Bが$y$回転するとき、以下の問いに答える。 (1) $y$を$x$の式で表す。 (2) この歯車を一定時間回...

歯車方程式
2025/5/31

$56 \times 78 = 4368$ の計算結果を利用して、$56 \times 7.8$ を計算する。

計算小数掛け算
2025/5/31

与えられた計算式 $2.18 \times 2.4 - 1.18 \times 2.4$ を計算する問題です。計算は、まずそれぞれの掛け算を行い、次にその結果の差を求めます。最後に、求めた差を計算結果...

計算四則演算小数
2025/5/31

問題は、3.2 + 8.9 + 1.8 = 8.9 + □ + □ の□に当てはまる数字を答える問題です。

加算数値計算
2025/5/31

問題は2つの計算問題を工夫して計算する方法を完成させる問題です。 (1) $3.2 + 8.9 + 1.8 = 8.9 + (\qquad)$ (2) $2.18 \times 2.4 - 1.18 ...

四則演算計算分配法則足し算引き算
2025/5/31

1mあたり200円のリボンを0.8m買った時、200円を出したらお釣りはいくらになるかを求める問題です。

計算小数掛け算引き算買い物
2025/5/31

縦8cm、横4.5cm、高さ6.7cmの直方体の体積を求めます。

体積直方体算術
2025/5/31

次の実数の整数部分 $a$ と小数部分 $b$ を求めます。 (1) $\sqrt{11}$ (2) $4+\sqrt{5}$ (3) $6 - \sqrt{7}$

平方根整数部分小数部分実数
2025/5/31