6個の数字 $0, 1, 2, 3, 4, 5$ を使って作れる、以下の条件を満たす整数の個数を求める。ただし、同じ数字は2度以上使わない。 (1) 6桁の整数の個数 (2) 6桁の整数で5の倍数の個数

算数場合の数順列整数倍数
2025/6/12

1. 問題の内容

6個の数字 0,1,2,3,4,50, 1, 2, 3, 4, 5 を使って作れる、以下の条件を満たす整数の個数を求める。ただし、同じ数字は2度以上使わない。
(1) 6桁の整数の個数
(2) 6桁の整数で5の倍数の個数

2. 解き方の手順

(1) 6桁の整数の個数
6桁の整数を作るには、まず先頭の桁に0以外の数字を入れる必要がある。
先頭の桁には1から5のいずれかの数字が入るので、5通りの選び方がある。
残りの5桁には、残りの5つの数字(0を含む)を自由に並べることができる。これは5!通りの並べ方がある。
したがって、6桁の整数の個数は 5×5!5 \times 5! で計算できる。
5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120
よって、5×5!=5×120=6005 \times 5! = 5 \times 120 = 600
(2) 6桁の整数で5の倍数の個数
6桁の整数が5の倍数であるためには、一の位が0か5である必要がある。
(a) 一の位が0の場合
一の位が0の場合、残りの5桁には1から5の5つの数字を自由に並べることができる。
したがって、この場合の整数の個数は 5!=1205! = 120 通りである。
(b) 一の位が5の場合
一の位が5の場合、先頭の桁には0以外の数字を入れる必要がある。
しかし、5はすでに一の位に使われているので、先頭の桁には1から4のいずれかの数字が入る。つまり、4通りの選び方がある。
残りの4桁には、残りの4つの数字(0を含む)を自由に並べることができる。
先頭の桁がすでに決まっているので、残り5つの数字から0と先頭で使った数字を除いた4つの数字を並べれば良い。これは4!通りの並べ方がある。
したがって、この場合の整数の個数は 4×4!4 \times 4! で計算できる。
4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24
よって、4×4!=4×24=964 \times 4! = 4 \times 24 = 96
したがって、6桁の整数で5の倍数の個数は、(a)と(b)の場合の数を足し合わせて 120+96=216120 + 96 = 216 となる。

3. 最終的な答え

(1) 6桁の整数の個数:600個
(2) 6桁の整数で5の倍数の個数:216個

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