(1) $\frac{\sqrt{3}+2\sqrt{2}}{2\sqrt{3}-\sqrt{2}}$ を計算する。 (2) $\frac{1}{1-\sqrt{2}} - \frac{1}{\sqrt{2}-\sqrt{3}} + \frac{1}{\sqrt{3}-2}$ を計算する。

算数有理化根号の計算式の計算
2025/6/14

1. 問題の内容

(1) 3+22232\frac{\sqrt{3}+2\sqrt{2}}{2\sqrt{3}-\sqrt{2}} を計算する。
(2) 112123+132\frac{1}{1-\sqrt{2}} - \frac{1}{\sqrt{2}-\sqrt{3}} + \frac{1}{\sqrt{3}-2} を計算する。

2. 解き方の手順

(1) 分母の有理化を行う。分母の 2322\sqrt{3}-\sqrt{2} に対して、23+22\sqrt{3}+\sqrt{2} をかけることで分母を有理化する。分子と分母に同じ数をかける。
3+22232=(3+22)(23+2)(232)(23+2)\frac{\sqrt{3}+2\sqrt{2}}{2\sqrt{3}-\sqrt{2}} = \frac{(\sqrt{3}+2\sqrt{2})(2\sqrt{3}+\sqrt{2})}{(2\sqrt{3}-\sqrt{2})(2\sqrt{3}+\sqrt{2})}
分子を展開する。
(3+22)(23+2)=2(3)2+32+423+2(2)2=2(3)+6+46+2(2)=6+56+4=10+56(\sqrt{3}+2\sqrt{2})(2\sqrt{3}+\sqrt{2}) = 2(\sqrt{3})^2 + \sqrt{3}\sqrt{2} + 4\sqrt{2}\sqrt{3} + 2(\sqrt{2})^2 = 2(3) + \sqrt{6} + 4\sqrt{6} + 2(2) = 6 + 5\sqrt{6} + 4 = 10+5\sqrt{6}
分母を展開する。
(232)(23+2)=(23)2(2)2=4(3)2=122=10(2\sqrt{3}-\sqrt{2})(2\sqrt{3}+\sqrt{2}) = (2\sqrt{3})^2 - (\sqrt{2})^2 = 4(3) - 2 = 12-2 = 10
よって、
(3+22)(23+2)(232)(23+2)=10+5610=1010+5610=1+62\frac{(\sqrt{3}+2\sqrt{2})(2\sqrt{3}+\sqrt{2})}{(2\sqrt{3}-\sqrt{2})(2\sqrt{3}+\sqrt{2})} = \frac{10+5\sqrt{6}}{10} = \frac{10}{10} + \frac{5\sqrt{6}}{10} = 1+\frac{\sqrt{6}}{2}
(2) 各項の分母を有理化する。
112=112×1+21+2=1+212=1+21=12\frac{1}{1-\sqrt{2}} = \frac{1}{1-\sqrt{2}} \times \frac{1+\sqrt{2}}{1+\sqrt{2}} = \frac{1+\sqrt{2}}{1-2} = \frac{1+\sqrt{2}}{-1} = -1-\sqrt{2}
123=123×2+32+3=2+323=2+31=23\frac{1}{\sqrt{2}-\sqrt{3}} = \frac{1}{\sqrt{2}-\sqrt{3}} \times \frac{\sqrt{2}+\sqrt{3}}{\sqrt{2}+\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{2}+\sqrt{3}}{2-3} = \frac{\sqrt{2}+\sqrt{3}}{-1} = -\sqrt{2}-\sqrt{3}
132=132×3+23+2=3+234=3+21=32\frac{1}{\sqrt{3}-2} = \frac{1}{\sqrt{3}-2} \times \frac{\sqrt{3}+2}{\sqrt{3}+2} = \frac{\sqrt{3}+2}{3-4} = \frac{\sqrt{3}+2}{-1} = -\sqrt{3}-2
よって、
112123+132=(12)(23)+(32)=12+2+332=12=3\frac{1}{1-\sqrt{2}} - \frac{1}{\sqrt{2}-\sqrt{3}} + \frac{1}{\sqrt{3}-2} = (-1-\sqrt{2}) - (-\sqrt{2}-\sqrt{3}) + (-\sqrt{3}-2) = -1-\sqrt{2} + \sqrt{2} + \sqrt{3} - \sqrt{3} - 2 = -1-2 = -3

3. 最終的な答え

(1) 1+621+\frac{\sqrt{6}}{2}
(2) 3-3

「算数」の関連問題

10lb あたり 2870円の商品を 60kg 購入する場合、いくらになるかを計算する問題です。ただし、1 lb = 0.4536 kg とし、計算の最終結果で円未満を四捨五入します。

単位換算四捨五入計算割合
2025/6/14

与えられた式は $\frac{\sqrt{5}+1}{2\sqrt{2}}$ です。この式を簡単にします。特に、分母に根号が含まれているため、分母を有理化することを考えます。

式の計算有理化根号
2025/6/14

(18) ある商品を421,600円で販売したところ、原価の36%の利益を得ました。商品の原価はいくらだったでしょうか。 (19) 10Lにつき$95.10の商品を680L仕入れました。仕入代金は円で...

利益原価割合仕入れ換算四捨五入
2025/6/14

与えられた式 $\frac{4\sqrt{5}}{\sqrt{7}-\sqrt{5}}$ を簡単にし、分母を有理化する。

分母の有理化平方根計算
2025/6/14

原価38万円の商品に15.2万円の利益を見込んで予定売価をつけた。その予定売価の12%引きで販売した場合、実売価はいくらになるか。

利益原価割引計算
2025/6/14

あるサークルには男性が56人、女性が75人いる。合宿の参加者は男女どちらが多かったか、以下の情報から判断する。 ア: 男性の25%が合宿に参加しなかった。 イ: 女性の20%が合宿に参加しなかった。

割合計算比較
2025/6/14

3日間の室温の平均が33度で、3日間とも30度以上である。昨日と今日の室温に関する情報(ア:昨日は30度だった、イ:今日は35度だった)が与えられたとき、3日間の中で最も室温が高かった日が特定できるか...

平均温度不等式
2025/6/14

定価4800円の商品を2割引で売ったところ、利益は定価で売ったときの1/4になった。この商品の仕入れ値を求める問題です。

利益割引方程式代入
2025/6/14

1000円札が3枚、500円硬貨が1枚、100円硬貨が2枚あります。これらの全部または一部を使って、ちょうど支払うことのできる金額は何通りあるかを求める問題です。

場合の数組み合わせ支払い
2025/6/14

学校から家までの距離は2.4kmである。学校から800mの地点までは時速3.2kmで歩き、そこから家までは自転車に乗って帰ったところ、学校から家まで25分かかった。自転車に乗っていた時の平均時速を求め...

速さ距離時間計算
2025/6/14