複数の問題が含まれています。以下、個別に解答します。 問題1: $5 \cdot 2^3$ と $108$ の正の約数の個数と、その約数の総和を求める。 問題2: 2桁の自然数のうち、各位の数の積が偶数になる自然数は何個あるか。 問題3: 大中小3個のサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合は何通りあるか。 (1) 目がすべて異なる。 (2) 少なくとも2個が同じ目。 (3) 目の積が3の倍数。 (4) 目の和が奇数。 問題4: 図のグラフを、Aを出発点として一筆で書く方法は何通りあるか。 問題5: 正四面体の1つの面を下にしておき、1つの辺を軸として3回転がす。2回目以降、直前にあった場所を通らないようにするとき、次の数を求めよ。 (1) 転がし方の総数。 (2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数。 問題6: 梨4個, 柿2個, 桃2個から6個だけ取り出す方法は何通りあるか。ただし、取り出さない果物があってもよいものとする。 問題7: 次の場合、硬貨の一部または全部を使って、ちょうど支払うことができる金額は何通りあるか。 (1) 10円硬貨4枚, 50円硬貨1枚, 100円硬貨3枚 (2) 10円硬貨2枚, 50円硬貨3枚, 100円硬貨3枚 (3) 10円硬貨7枚, 50円硬貨1枚, 100円硬貨3枚 問題8: 10円, 50円, 100円の3種類の硬貨を使ってちょうど250円支払うには、何通りの支払い方法があるか。ただし、どの硬貨も十分な枚数があり、使わない硬貨があってもよいものとする。

算数約数場合の数組み合わせ確率数列
2025/6/14

1. 問題の内容

複数の問題が含まれています。以下、個別に解答します。
問題1: 5235 \cdot 2^3108108 の正の約数の個数と、その約数の総和を求める。
問題2: 2桁の自然数のうち、各位の数の積が偶数になる自然数は何個あるか。
問題3: 大中小3個のサイコロを投げるとき、以下の条件を満たす場合は何通りあるか。
(1) 目がすべて異なる。
(2) 少なくとも2個が同じ目。
(3) 目の積が3の倍数。
(4) 目の和が奇数。
問題4: 図のグラフを、Aを出発点として一筆で書く方法は何通りあるか。
問題5: 正四面体の1つの面を下にしておき、1つの辺を軸として3回転がす。2回目以降、直前にあった場所を通らないようにするとき、次の数を求めよ。
(1) 転がし方の総数。
(2) 3回転がした後の正四面体の位置の総数。
問題6: 梨4個, 柿2個, 桃2個から6個だけ取り出す方法は何通りあるか。ただし、取り出さない果物があってもよいものとする。
問題7: 次の場合、硬貨の一部または全部を使って、ちょうど支払うことができる金額は何通りあるか。
(1) 10円硬貨4枚, 50円硬貨1枚, 100円硬貨3枚
(2) 10円硬貨2枚, 50円硬貨3枚, 100円硬貨3枚
(3) 10円硬貨7枚, 50円硬貨1枚, 100円硬貨3枚
問題8: 10円, 50円, 100円の3種類の硬貨を使ってちょうど250円支払うには、何通りの支払い方法があるか。ただし、どの硬貨も十分な枚数があり、使わない硬貨があってもよいものとする。

2. 解き方の手順

問題1:
523=58=405 \cdot 2^3 = 5 \cdot 8 = 40
約数の個数は (1+1)(3+1)=24=8(1+1)(3+1) = 2 \cdot 4 = 8 個。
約数の総和は (1+5)(1+2+22+23)=6(1+2+4+8)=615=90(1+5)(1+2+2^2+2^3) = 6 \cdot (1+2+4+8) = 6 \cdot 15 = 90
108=2233108 = 2^2 \cdot 3^3
約数の個数は (2+1)(3+1)=34=12(2+1)(3+1) = 3 \cdot 4 = 12 個。
約数の総和は (1+2+22)(1+3+32+33)=(1+2+4)(1+3+9+27)=740=280(1+2+2^2)(1+3+3^2+3^3) = (1+2+4)(1+3+9+27) = 7 \cdot 40 = 280
問題2:
2桁の自然数は10から99までの90個。
各位の積が奇数になるのは、十の位も一の位も奇数の場合。
十の位は1, 3, 5, 7, 9 の5通り。
一の位は1, 3, 5, 7, 9 の5通り。
積が奇数になるのは 5×5=255 \times 5 = 25 通り。
よって積が偶数になるのは 9025=6590 - 25 = 65 通り。
問題3:
(1) 大中小のサイコロの目がすべて異なるのは 6×5×4=1206 \times 5 \times 4 = 120 通り。
(2) 少なくとも2個が同じ目の場合。
すべて同じ目の場合: 6通り。
2個が同じ目の場合: 6×5×3=906 \times 5 \times 3 = 90 通り。
(例えば、大と中が同じ目の場合、小の目は5通り。組み合わせは3通り)
合計 6+90=966+90 = 96 通り
(3) 目の積が3の倍数になる場合。
全体から、3の倍数でない場合を引く。
3の倍数でない目の出方は、{1,2,4,5}の4通り。
4×4×4=644 \times 4 \times 4 = 64
全体の出方は 6×6×6=2166 \times 6 \times 6 = 216
目の積が3の倍数は 21664=152216 - 64 = 152 通り。
(4) 目の和が奇数になる場合。
(奇,奇,奇), (奇,偶,偶), (偶,奇,偶), (偶,偶,奇)
3×3×3+3×3×3+3×3×3+3×3×3=27+27+27+27=1083 \times 3 \times 3 + 3 \times 3 \times 3 + 3 \times 3 \times 3 + 3 \times 3 \times 3 = 27 + 27 + 27 + 27 = 108
問題4:
Aから出ている線は3本なので、オイラーグラフではない。
しかし、Aから出ている線は3本なので、一筆書きが可能である。
Aから出て、Aに戻ってくるパターンを数える。
Aから出てループする3つのパターンを回る順番を考慮すると、3つのループを回る順番は3!=63! = 6通り。各ループには2つの向きがあるので 23=82^3=8通り。
ただし、図が対称であるため、回転で一致するものを区別しない。
3つのループの順番は固定されているとして、各ループの向きを考える。
3つのループの向きは8通りあるが、同じ向きの場合にはAから出てAに戻るので、それらの場合に帰着する。
答えは2通り。
問題5:
(1) 1回目は4つの面のうちどれでも良い。2回目以降は、直前にあった場所を通らないようにするため、3通り。したがって、4×3×3=364 \times 3 \times 3 = 36
(2) 3回転後の正四面体の位置は、初期位置を含めて4箇所ある。3回転後にどの位置にいるか、ということは、3回転後の向きが決まれば一意に決まる。考えられる位置は4通り。
問題6:
梨をxx個、柿をyy個、桃をzz個取り出すとすると、x+y+z=6x+y+z=6 であり、0x40 \le x \le 4, 0y20 \le y \le 2, 0z20 \le z \le 2
y=2y,z=2zy' = 2-y, z' = 2-z とすると、x+(2y)+(2z)=6x + (2-y') + (2-z') = 6, つまり、xyz=2x -y' - z' = 2
x=2+y+zx=2+y'+z'. ここで 0y2,0z20 \le y' \le 2, 0 \le z' \le 2. また 0x40 \le x \le 4.
x=6(y+z)x = 6 - (y+z)
xxが取りうる値は0から4なので、y+z2y+z \ge 2.
考えられる組み合わせは
(y,z) = (2,2), (2,1), (2,0), (1,2), (1,1), (1,0), (0,2), (0,1), (0,0)
それぞれについてxを計算する。
(2,2): x=2
(2,1): x=3
(2,0): x=4
(1,2): x=3
(1,1): x=4
(1,0): x=5 (不可)
(0,2): x=4
(0,1): x=5 (不可)
(0,0): x=6 (不可)
よって、xは5以下を満たす必要がある。
不可な組み合わせは、(1,0),(0,1),(0,0)
したがって、6つの組み合わせ。
(4個から2個を取り出さないとき、x4x\le 4を満たす。)
(y,z)(y,z)y2y\le 2z2z\le 2 を満たす範囲で、 x+y+z=6x+y+z = 6
(x,y,z)(x, y, z)(4,2,0)(4,2,0), (4,1,1)(4,1,1), (4,0,2)(4,0,2), (3,2,1)(3,2,1), (3,1,2)(3,1,2), (2,2,2)(2,2,2)
6通り。
問題7:
(1) 10円硬貨4枚 (0~40円), 50円硬貨1枚 (0,50円), 100円硬貨3枚 (0~300円)
5×2×4=405 \times 2 \times 4 = 40。ただし、すべて0円の場合を除くので、39通り。
(2) 10円硬貨2枚 (0~20円), 50円硬貨3枚 (0~150円), 100円硬貨3枚 (0~300円)
3×4×4=483 \times 4 \times 4 = 48。ただし、すべて0円の場合を除くので、47通り。
(3) 10円硬貨7枚 (0~70円), 50円硬貨1枚 (0,50円), 100円硬貨3枚 (0~300円)
8×2×4=648 \times 2 \times 4 = 64。ただし、すべて0円の場合を除くので、63通り。
問題8:
10円をx枚, 50円をy枚, 100円をz枚使うとすると、10x+50y+100z=25010x + 50y + 100z = 250
x+5y+10z=25x + 5y + 10z = 25
10z2510z \le 25 なので z2z \le 2
(i) z=0z = 0 のとき x+5y=25x+5y=25.
y=0,1,2,3,4,5y = 0,1,2,3,4,5x=25,20,15,10,5,0x = 25, 20, 15, 10, 5, 0. よって6通り。
(ii) z=1z = 1 のとき x+5y=15x+5y=15.
y=0,1,2,3y = 0,1,2,3x=15,10,5,0x = 15, 10, 5, 0. よって4通り。
(iii) z=2z = 2 のとき x+5y=5x+5y=5.
y=0,1y = 0,1x=5,0x = 5, 0. よって2通り。
合計 6+4+2=126 + 4 + 2 = 12 通り。

3. 最終的な答え

問題1:
5235 \cdot 2^3 の約数の個数は 8個, 約数の総和は 90。
108の約数の個数は 12個, 約数の総和は 280。
問題2: 65個
問題3:
(1) 120通り
(2) 96通り
(3) 152通り
(4) 108通り
問題4: 2通り
問題5:
(1) 36通り
(2) 4通り
問題6: 6通り
問題7:
(1) 39通り
(2) 47通り
(3) 63通り
問題8: 12通り

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