正の整数 $X$, $Y$, $Z$ があり、$X + Y + Z = 10$ である。このとき、$Z$ の値を求める。 ア:$X$ と $Y$ の積は $15$ である。 イ:$Y$ と $Z$ の積は $10$ である。 アとイの情報のうち、どちらがあれば $Z$ の値を特定できるかを答える。

算数整数連立方程式条件分岐場合の数
2025/6/15

1. 問題の内容

正の整数 XX, YY, ZZ があり、X+Y+Z=10X + Y + Z = 10 である。このとき、ZZ の値を求める。
ア:XXYY の積は 1515 である。
イ:YYZZ の積は 1010 である。
アとイの情報のうち、どちらがあれば ZZ の値を特定できるかを答える。

2. 解き方の手順

まず、アの情報だけから ZZ を求めることができるか考える。
XXYY は正の整数で、XY=15XY = 15 かつ X+Y+Z=10X + Y + Z = 10 を満たす。
XY=15XY = 15 を満たす正の整数の組み合わせは (X,Y)=(1,15),(3,5),(5,3),(15,1)(X, Y) = (1, 15), (3, 5), (5, 3), (15, 1) である。
X+Y+Z=10X + Y + Z = 10 より、Z=10(X+Y)Z = 10 - (X + Y) となる。
- (X,Y)=(1,15)(X, Y) = (1, 15) のとき、Z=10(1+15)=6Z = 10 - (1 + 15) = -6。これは正の整数ではないので不適。
- (X,Y)=(3,5)(X, Y) = (3, 5) のとき、Z=10(3+5)=2Z = 10 - (3 + 5) = 2
- (X,Y)=(5,3)(X, Y) = (5, 3) のとき、Z=10(5+3)=2Z = 10 - (5 + 3) = 2
- (X,Y)=(15,1)(X, Y) = (15, 1) のとき、Z=10(15+1)=6Z = 10 - (15 + 1) = -6。これは正の整数ではないので不適。
よって、X=3,Y=5X = 3, Y = 5 または X=5,Y=3X = 5, Y = 3 のとき、Z=2Z = 2 となる。アの情報だけでは ZZ の値は一意に定まる。
次に、イの情報だけから ZZ を求めることができるか考える。
YYZZ は正の整数で、YZ=10YZ = 10 かつ X+Y+Z=10X + Y + Z = 10 を満たす。
YZ=10YZ = 10 を満たす正の整数の組み合わせは (Y,Z)=(1,10),(2,5),(5,2),(10,1)(Y, Z) = (1, 10), (2, 5), (5, 2), (10, 1) である。
X+Y+Z=10X + Y + Z = 10 より、X=10(Y+Z)X = 10 - (Y + Z) となる。
- (Y,Z)=(1,10)(Y, Z) = (1, 10) のとき、X=10(1+10)=1X = 10 - (1 + 10) = -1。これは正の整数ではないので不適。
- (Y,Z)=(2,5)(Y, Z) = (2, 5) のとき、X=10(2+5)=3X = 10 - (2 + 5) = 3
- (Y,Z)=(5,2)(Y, Z) = (5, 2) のとき、X=10(5+2)=3X = 10 - (5 + 2) = 3
- (Y,Z)=(10,1)(Y, Z) = (10, 1) のとき、X=10(10+1)=1X = 10 - (10 + 1) = -1。これは正の整数ではないので不適。
よって、Y=2,Z=5Y = 2, Z = 5 または Y=5,Z=2Y = 5, Z = 2 となる。イの情報だけでは ZZ の値は一意に定まらない。
したがって、アの情報だけで ZZ が分かり、イの情報だけでは ZZ は分からない。

3. 最終的な答え

A

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