(1) 点Pの座標を(x, y)とする。PT = PAよりPT2=PA2。 円Cの方程式はx2+y2=1。 PT2=OP2−OT2=x2+y2−1 PA2=(x−2)2+(y−1)2=x2−4x+4+y2−2y+1=x2+y2−4x−2y+5 PT2=PA2より、x2+y2−1=x2+y2−4x−2y+5 −1=−4x−2y+5 4x+2y=6 したがって、点Pの軌跡は直線y=−2x+3である。 (2) PAが最小となるのは、点A(2, 1)から直線y=−2x+3に下ろした垂線の足が点Pのときである。 直線y=−2x+3の傾きは-2なので、点A(2, 1)を通り、y=−2x+3に垂直な直線の傾きは21である。 この直線の方程式は、y−1=21(x−2) y=21x−1+1=21x この直線とy=−2x+3の交点を求める。 21x=−2x+3 x=−4x+6 y=21×56=53 したがって、PAが最小となるPの座標は(56,53)である。 (3) 点P(56,53)と円Cの中心O(0, 0)を結ぶ直線と、接線PTは直交する。したがって、接点Tは、線分OPを、点PからOの方向に延長した直線と円Cの交点にある。 直線OPの方程式はy=21x。 点Tは円C上の点なので、x2+y2=1を満たす。 x2+(21x)2=1 x2+41x2=1 45x2=1 x2=54 x=±52=±525 y=21x=±55 点Pから点Oの方向に延長した直線と円Cの交点がTであるから、PとTは原点に関して反対側にある。
したがって、Tのx座標とy座標はそれぞれPのx座標とy座標と符号が異なる。
Pの座標は(56,53)なので、Tの座標は(−525,−55)となる。